...広い横町を曲って行った...
芥川竜之介 「歯車」
...次の横町の角(かど)には...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...そしてたゞ一層足を早めてその横町を驅け續けた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...『奴労之(やっこだこ)』『一話一言(いちわいちげん)』等蜀山人が随筆を見るに江戸にて始めて狂歌の会を催せしは四谷忍原横町(よつやおしはらよこちょう)に住みし小島橘洲(こじまきっしゅう)にしてその時集れるもの大根太木(おおねのふとき)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それは國道の北側より横町を一丁ほど行きて右へ曲るべしと教ゆ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...いつも曲る濠端の横町から...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...あるいは横町の景色が自分の空想を刺※していたために長唄がかくも心持よく聞かれたのか...
永井荷風 「夏の町」
...法蔵寺横町(ほうぞうじよこちょう)だとかあるいは西念寺横町(さいねんじよこちょう)だとか呼ばれた寺の多い横町へ曲って...
永井荷風 「日和下駄」
...横町(よこちょう)の曲角(まがりかど)に立っていたので...
永井荷風 「深川の唄」
...六間堀の横町へ来かゝる頃には...
永井荷風 「雪の日」
...横町(よこちやう)の道具屋(だうぐや)などに意外(いぐわい)な儲(まう)け方(かた)をされる代(かは)りに...
夏目漱石 「門」
...その日は宵から庚申(かうしん)横町の外...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小僧の亀吉をつれて横町の風呂へ行ったまではよかったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お湯の帰りをそこから一丁とも離れていない御仮屋横町(おかりやよこちょう)の入口で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ほんにこれは違(ちが)ひたりもう一(ひと)つ跡(あと)の横町(よこちやう)がそれなりしかも知(し)れずと曖昧(あいまい)の答(こた)へ方(かた)...
樋口一葉 「別れ霜」
...この鎌倉横町というのは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...間もなく暗いゴミゴミした横町を突き抜けた……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...直(す)ぐ横町に唯(た)だ一軒起きて居た喫茶店(カツフエ)へ入(はひ)つて顔を洗ふ事が出来た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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