例文・使い方一覧でみる「横抱」の意味

...横抱（よこだき）にして飛んで帰ったがね... 横抱にして飛んで帰ったがねの読み方
泉鏡花「縁結び」

...横抱きに頸（うなじ）を抱いた... 横抱きに頸を抱いたの読み方
泉鏡花「婦系図」

...重い雛人形の樣に横抱きにして褥（とこ）に入れる... 重い雛人形の樣に横抱きにして褥に入れるの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...荷物を横抱きにぶつぶつ呟（ぼや）きながら... 荷物を横抱きにぶつぶつ呟きながらの読み方
薄田泣菫「茶話」

...和尚は夫人を横抱きにして洞房（どうぼう）の方へ往こうとした... 和尚は夫人を横抱きにして洞房の方へ往こうとしたの読み方
田中貢太郎「悪僧」

...一度お前を横抱きにして... 一度お前を横抱きにしての読み方
近松秋江「雪の日」

...「火事だッ、早く」平次はためらうお栄の手を引寄せると、それを横抱きに、梯子へ手を掛けようとしましたが、一瞬の違いで、梯子は上からサッと引き上げられてしまったのです...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...来い」もう一度女を横抱きに... 来い」もう一度女を横抱きにの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...雪駄（せつた）ちやらちやら忙がしげに横抱きの小包はとはでもしるし... 雪駄ちやらちやら忙がしげに横抱きの小包はとはでもしるしの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...雪駄（せつた）ちやら／＼忙（いそ）がしげに横抱（よこだ）きの小包（こづゝみ）はとはでもしるし... 雪駄ちやら／＼忙がしげに横抱きの小包はとはでもしるしの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...瓶を横抱きにして「呉竹」の門を出ようとすると... 瓶を横抱きにして「呉竹」の門を出ようとするとの読み方
久生十蘭「魔都」

...いきなり横抱きにひっ抱え... いきなり横抱きにひっ抱えの読み方
久生十蘭「魔都」

...ローラは横抱きに両腕に載せて悠々と人々を分けてプラツトホームに降りて来ると...
牧野信一「南風譜」

...いきなり家から飛び出して来て私を横抱きにすると... いきなり家から飛び出して来て私を横抱きにするとの読み方
柳田国男「故郷七十年」

...姉は三重子を横抱きにして乳を飲ませようとした... 姉は三重子を横抱きにして乳を飲ませようとしたの読み方
横光利一「悲しめる顔」

...萩乃の体を横抱きにすると... 萩乃の体を横抱きにするとの読み方
吉川英治「篝火の女」

...その手は、黒髪長き人を、横抱きにし、掌（も）か紐（ひも）か、ヒラと曳いていた色も、眼にとまらなかったほどである... その手は、黒髪長き人を、横抱きにし、掌か紐か、ヒラと曳いていた色も、眼にとまらなかったほどであるの読み方
吉川英治「私本太平記」

...平四郎は、太蔵の体を、横抱きにして、元の庫裡から、何処ともなく、出て行った...
吉川英治「夏虫行燈」

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