...活(い)き活(い)きと横合いから口を出した...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...往々口を突き出して横合いから奪い取り...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...横合いの谷間を指さした...
梅崎春生 「桜島」
...すると横合いから森虎の憎々しい面がとびだす...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...人に近づくにも横合いから寄っていって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...実は言語学が横合いから之に触れ又は之れを横切り交叉する処の或る一地帯を意味しているに他ならない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...思出し笑いをしながら歩いているがんりきの横合いから不意に浴びせかけたものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...横合いから頼もしからぬ者共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分が打ち出した肥後の熊本という問題は、米友の頭では問題になりませんでしたけれども、横合いから、それを受取った人が、かえって自分に問題を打ちかけたことになる...
中里介山 「大菩薩峠」
...魂が抜けているから軽いってね」八五郎は横合いから余計な嘴(くちばし)を容れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大阪からまいりましたものですけど」御用聞きは横合いからひったくって...
久生十蘭 「虹の橋」
...横合いから踏み込んでいって...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...横合いから観察していて呉れるようにと願い...
松永延造 「ラ氏の笛」
...何か御参考になる事が見付かるかも知れませんから……」「そうすると何か犯人に就ての御心当りでも……」と横合いから司法主任が口を出した...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...不意に横合いから機関銃の射撃をしたものと考えれば...
夢野久作 「死後の恋」
...横合いから申しました...
夢野久作 「少女地獄」
...確かに見ました」すると、横合いから、「さてこそ...
吉川英治 「三国志」
...横合いから槍をつけられ...
吉川英治 「三国志」
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