...横合いからうまうまと奪い取られては...
梅崎春生 「Sの背中」
...「なにをッ」山太郎が横合いからムズと組付いた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...横合いからまゆみという人が出て来て奪ってしまった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...バスが発車してまもなく横合いからはげしく何物かが衝突したと思うと同時に車体が傾いて危うく倒れそうになって止まった...
寺田寅彦 「あひると猿」
...それはやや本筋を離れた横合いから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「わーっ」いきなり横合いから飛び出して竜之助の前にガバと倒れたものがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...横合いから一ナグリに斬って捨てようとしたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分が打ち出した肥後の熊本という問題は、米友の頭では問題になりませんでしたけれども、横合いから、それを受取った人が、かえって自分に問題を打ちかけたことになる...
中里介山 「大菩薩峠」
...横合いから口を出し石井権堂というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...横合いからそいつを略奪してやるつもりだったんだ...
久生十蘭 「金狼」
...それをむざむざと横合いから攫われたと思うと...
久生十蘭 「金狼」
...「大阪からまいりましたものですけど」御用聞きは横合いからひったくって...
久生十蘭 「虹の橋」
...いつも横合いから現われて来て...
夢野久作 「巡査辞職」
...その横合いから又...
夢野久作 「木魂」
...その横合いから彼に近付いて来た...
夢野久作 「木魂」
...横合いから待ち構えていたらしい箱自動車が出て来て妾(わたし)を突飛ばした...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...私(あたし)が云った通りでしょう」と青木が如何にも自慢そうに横合いから口を出した...
夢野久作 「一足お先に」
...確かに見ました」すると、横合いから、「さてこそ...
吉川英治 「三国志」
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