...すると野村も横合いから...
芥川龍之介 「路上」
...此の時横合いから口を入れた大蘆原軍医の声は...
海野十三 「恐しき通夜」
...横合いからまゆみという人が出て来て奪ってしまった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...横合いからだしぬけに牛の群れへおどりかかった...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...突然、横合いの道から、若い男女の華(はな)やかな笑い声が聞えてきた...
高見順 「如何なる星の下に」
...一方少女の身振りには(わたしは横合いから見ていたのだが)...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...お前が横合いから欲しいというによって...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角が柳橋の袂まで来ると、頬冠(ほおかぶ)りをして、襟のかかった絆纏(はんてん)を着た遊び人体(てい)の男が、横合いから、ひょいと出て来て、いきなり、お角の差している傘の中へ飛び込んだから、お角も驚きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...横合いから口を出し石井権堂というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お刺身(さしみ)かお酢の物の中毒だろうといったそうで」「そんな馬鹿なことがあるものか」八五郎は横合いから口を挟みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それをむざむざと横合いから攫われたと思うと...
久生十蘭 「金狼」
...山瀬という中年の囚徒兵が下士官から奪った刀で横合いから...
久生十蘭 「ノア」
...かれは横合いから肉入りのパンを一きれさらって...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...この花嫁を仇(あだ)やおろそかに思うてはなりませぬぞ」小伯爵が横合いから吾輩の手を握った...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...横合いの沢から一群を率いてどっと馳けおり...
吉川英治 「三国志」
...確かに見ました」すると、横合いから、「さてこそ...
吉川英治 「三国志」
...敢然横合いからぶつかって行った者がある...
吉川英治 「三国志」
...横合いから槍をつけられ...
吉川英治 「三国志」
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