...縁側あるいは家の横から出た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...仰ぐ様にして横から日下部君の顔を見て居たが...
石川啄木 「菊池君」
...横からでも縦からでも調べた方がいいやな...
犬田卯 「米」
...横から出ていって立合を中止させたいところだ...
海野十三 「深夜の市長」
...顔だけのもの、全身のもの、前から、うしろから、横からと、あらゆる方角からとった写真がたくさん出てきたのです...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...「らつしや――い」といふ下足の男の勇ましい聲が打水のしてある玄關横から起ると...
高濱虚子 「俳諧師」
...」さういふ父の顔を兄は横からヂツとみてゐた...
中原中也 「耕二のこと」
...正面にある廟(びょう)の横から石段を登って壁の上へ出ると...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...座敷から見透(みす)かさるる恐れがあると思えば池を東へ廻って雪隠(せついん)の横から知らぬ間(ま)に椽(えん)の下へ出る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...脇差で横から首筋を縫はれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その横から八五郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...加賀山さん電話よ!」舎監室の横から学生の一人が手招きした...
「海流」
...おばさまったら横からそれはそれは熱心に見ていらっしたわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかしこの弥一右衛門を竪(たて)から見ても横から見ても...
森鴎外 「阿部一族」
...彼は横から裏へまわり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...海馬(かいば)の噴水の横から道を斜(はす)に行(ゆ)くともう白に赤の細い縁(ふち)を取つたリラの店前(テラス)の張出した日覆(ひおほひ)が...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...お目ざめ?」枕屏風の横から...
吉川英治 「大岡越前」
...あんな所へ、夜明け前にお出(い)でなされても……」亭主のいう腰を折って、又八が横から、「なんでもよいから、その一乗寺村へ行く道筋を、巻紙の端にでも書いておいておくれ」「承知いたしました...
吉川英治 「宮本武蔵」
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