...乞食になっても権高(けんだか)で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いよいよ権高くなってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...五年前に済んでいますからね」醒ヶ井の権高い言いがかりと...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の伽(とぎ)にしてしまわねば置かぬという権高と...
中里介山 「大菩薩峠」
...熊谷財閥の令嬢奈々子が――あの冷たくて権高で此上もなく美しい奈々子が...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...やや権高(けんだか)い令夫人ぶりであった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...中肉中背で、どこにこれという特徴もなく、ただその眼つきや、ものの云いぶりなどに、あまやかされて育った人間の、権高な、こわいもの知らずといった感じが、露骨にあらわれていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...眉のあたりには権高(けんだか)な...
山本周五郎 「菊屋敷」
...執権高時のそばで小姓役をつとめ...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の賞辞や...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の横顔へパッとかかった...
吉川英治 「私本太平記」
...まずは執権高時の御病気伺いなどもすまし...
吉川英治 「私本太平記」
...さきの執権高時の無二の愛臣というだけでもう彼を特別な羽ブリの人物としかみてないが...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時公のお目代(めがわ)りを仰せつかって...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時から贈られた源家重代の白旗は壇の香華のように香煙のわきに垂れさがっていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...かねて執権高時の厚い信任をうけて...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の実弟北条泰家(やすいえ)をあげ...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉幕府、執権高時、すべて昨日の覇府(はふ)は地上から消えた...
吉川英治 「私本太平記」
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