...その暇にも権高(けんだか)な伯爵夫人の顔だちに...
芥川龍之介 「舞踏会」
...あの取り澄ました権高い妻のどこから出るかと思われるほど...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...あの冷たい権高い妻にどういう風に言ったらとっくりと飲み込めるように話せるものだろうかと...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...五年前に済んでいますからね」醒ヶ井の権高い言いがかりと...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し権高だという悪口があるにしても...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...熊谷財閥の令嬢奈々子が――あの冷たくて権高で此上もなく美しい奈々子が...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...一人は中背で権高な二十四五の細面...
久生十蘭 「魔都」
...紙屋というのは権高(けんだか)であることが通例のようであった...
山本周五郎 「さぶ」
...「それなん鎌倉の執権高時の内管領...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の剃髪に殉じて...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の名による問罪ノ状を読みきかせた...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時のお犬好きから...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の承認も第一に得なければならず...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の愛犬“犬神”に咬まれた黒い歯型の痣なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...――上座の執権高時が...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時から両家への正式な祝いの使者を見るやら...
吉川英治 「私本太平記」
...執権高時の実弟北条泰家(やすいえ)をあげ...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉幕府、執権高時、すべて昨日の覇府(はふ)は地上から消えた...
吉川英治 「私本太平記」
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