...当主の芳郎(よしろう)と云うのは仏蘭西(フランス)がえりの少壮民権家として...
田中貢太郎 「赤い花」
...いわば国政の責任がおのずからそういう権家に帰したことを...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...皇室の下における権家としての地位に満足し...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...政治上の実権をもっている権家との関係においてのことであって...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...それと共に権家の勢威がうち立てられてからは...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...それから後は概(おおむ)ねフジワラ(藤原)氏などの権家(けんか)が実権をもつようになった...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...かの反対者流をして二氏を指して民政の胎内より出で来たりたる近世のグラッカス〔ローマの民権家ティベリウス...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...世間には立身栄達(りっしんえいたつ)の道を求めるために富豪の養子になったり権家(けんか)の婿(むこ)になったりするものがいくらもある...
永井荷風 「ひかげの花」
...不直(ふちよく)の所業は権家へ立入り賄賂(わいろ)を以て奸吏を暗まし...
中里介山 「大菩薩峠」
...はなはだしきは権家に出入して官の事業を探索する等...
福沢諭吉 「学校の説」
...ただ権家(けんか)に婿君としてたいそうな扱いを受けることは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それがにわかに権家の娘の良人(おっと)になっておしまいになったなら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...同じほどに愛されているのであるが権家の娘であることに驕(おご)っている心からそう思われたのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...現代の第一の権家はどこであっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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