...権威のある運動ならばどうしたつて官権の禁止位は何でもなく抵抗が出来る筈だ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年五月号)」
...皇室は摂関の家に権威のある時代には摂関の政治の形態に順応し...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...絶大な権威のある「国定」教科書の外に...
戸坂潤 「社会時評」
...軍部案の権威のある所以だ...
戸坂潤 「社会時評」
...併し残念なことにはこのメシヤは充分に権威のある旧約を用意していなかった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...わが国で最も権威のある某美術展に...
中村地平 「悪夢」
...兄さんは神でも仏(ほとけ)でも何でも自分以外に権威のあるものを建立(こんりゅう)するのが嫌(きら)いなのです...
夏目漱石 「行人」
...どの程度に権威のある系図が再製されたかは知らないが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...貴族の権威のあるところを知らしてくれようと思ッたもンだから...
久生十蘭 「湖畔」
...何等権威のあるものでは無い...
牧野富太郎 「植物記」
...権威のある観念や言葉も変化するが...
矢部貞治 「政治学入門」
...権威のある言は何ひとつ私にはくだすこともできないし私の能でもない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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