...それより二三の権威ある実例によって...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...この二人の天文学の権威ある学者は...
海野十三 「火星兵団」
...さすがに権威ある森永は...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...権威ある批評をしようと思ったら...
太宰治 「炎天汗談」
...英京ろんどん――その age old な権威ある凝結のなかに...
谷譲次 「踊る地平線」
...牡蠣(かき)――生死を問わず――の保持する冷静・ホテル支配人の常識・非芸術的な整頓・着実な平凡・十年一日除幕式のように順序立った日常・節度と礼譲・一歩も社交を出ない紳士淑女のむれ・権威ある退屈――何世紀かにわたる商業と冒険と植民とが...
谷譲次 「踊る地平線」
...第三の扉の事はいかに権威ある案内記にも誌(しる)してないのである...
寺田寅彦 「案内者」
...判例は単なる権威ある前例としてではなくて...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...学問のこの学問らしい権威ある独立が結果する理由もあり得ない...
戸坂潤 「科学論」
...権威ある自然科学者であっても政治的意見に於ては一介の村会議員と何の選ぶ処もないかも知れない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...――ついでに云っておくが司法省の皆川次官の肝煎りで出来る研究会は主に経済学の権威ある研究をするらしく...
戸坂潤 「社会時評」
...「権威ある」自然科学者や技術家は押しなべて反マルクス主義者なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...天下をして彼らの批判こそ最終最上の権威あるものとの誤解を抱かしむるのは...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...権威あるもののように堂々とたじろがないで立っている人を唯単にそれだけの理由で真に権威あるものと信じてしまったり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ハンニバルの権威ある言葉を借りて来るまでもなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...言語学の権威ある学者が同じだといいだしはじめたのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...ほかの歴史あり権威ある旧教の法城が...
吉川英治 「親鸞」
...これを指摘することは彼が権威ある学者であるためにより必要であり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??