...それより二三の権威ある実例によって...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...私としては只当時最も権威ある典拠によったということをいい得る丈で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この二人の天文学の権威ある学者は...
海野十三 「火星兵団」
...家も人も路も権威ある濃灰色(オクスフォウド)の一いろの歴史的凝結にすぎない...
谷譲次 「踊る地平線」
...あたたかにしてしかも権威ある批判は...
種田山頭火 「最近の感想」
...彼の講演は欧洲において最も権威ある学府においてさえ最上の権威として受け入れられた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...第三の扉の事はいかに権威ある案内記にも誌(しる)してないのである...
寺田寅彦 「案内者」
...権威ある唯一の手段なのである(当時出来上った東印度会社は...
戸坂潤 「技術の哲学」
...批評が創作に対してあまり権威ある助言を与え得ないと云ったような感想が洩らされてはいるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...哲学者の書き残した権威あるテキストに直接触れて之を理解しなくてはならないのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...権威ある業績とはならない...
中井正一 「調査機関」
...権威ある道徳律として存在できなくなるのはやむをえない上に...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...殊に現代で権威ある人々がそう実行すれば何の造作もなくそれが片付く...
牧野富太郎 「植物記」
...従って彼れの記述は最高の権威あるものと考えてよかろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...権威あるもののように堂々とたじろがないで立っている人を唯単にそれだけの理由で真に権威あるものと信じてしまったり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ある大きな権威ある位につくときには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼はカプア市における最も権威ある人物であったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...若林博士は流石(さすが)に権威ある法医学者であった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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