...○自信と権威ある演技指導というものはすぐれた台本を手にしたときにだけ生れるものだ...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...というような噂が相当権威ある筋から聞こえてきた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...家も人も路も権威ある濃灰色(オクスフォウド)の一いろの歴史的凝結にすぎない...
谷譲次 「踊る地平線」
...歴史的に権威ある“Ye Old White Horse”のまえには...
谷譲次 「踊る地平線」
...批評が創作に対してあまり権威ある助言を与え得ないと云ったような感想が洩らされてはいるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...哲学者の書き残した権威あるテキストに直接触れて之を理解しなくてはならないのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之は前に云ったようにルネサンス以来の権威ある旧約に応うものであった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...権威ある専門家の説によると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...権威ある新番附を編成しようということに...
中里介山 「大菩薩峠」
...一五年にフォンターネ賞というかなり権威ある文学賞を受けた...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...二つの権威ある記録にこの別べつの数字が載っている――乗組員八百六十人...
牧逸馬 「運命のSOS」
...かくも世界に権威ある書物に載せらるるのは...
牧野富太郎 「ムジナモ発見物語り」
...而してこの次に来る可き光栄ある第二次の革命が愈君を権威ある詩壇の真人たらしめる事を信ずる...
室生犀星 「愛の詩集」
...江上さんにつられて眼じりを下げていた顔を権威ある教授の顔になおしてふりかえる...
森於菟 「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク」
...あのようにたくさんの権威ある諸説に準拠しなければならない学問...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...若林博士は流石(さすが)に権威ある法医学者であった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...」或女古き物の猶(なほ)権威ある世なりければ彼(かれ)は日本の女にて東の隅にありき...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...その言説は権威あるものとして尚ばれていたであろう...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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