...藍(あい)の地(じ)に白で十字架と日月とをあしらった模様だった...
有島武郎 「或る女」
...話がどうやら脱線の模様だが...
海野十三 「電気看板の神経」
...えたいの知れぬ模様だ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...私の父が調停係になっていた模様だが...
高村光太郎 「回想録」
...八月廿四日朝は曇つて厄日前の空模様だつたが...
種田山頭火 「其中日記」
...空が水色で雨でも持っていそうな模様だった...
戸田豊子 「歩む」
...模様だと思われるものが実は文字だったり...
豊島与志雄 「好人物」
...そのうち清(きよ)が下女部屋の戸を開けて厠(かわや)へ起きた模様だったが...
夏目漱石 「門」
...張りあい抜けがした模様だった...
火野葦平 「花と龍」
...共犯はなかった模様だが...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...相手にはさつぱり通じぬ模様だつた...
牧野信一 「南風譜」
...あの襦袢の柄は何処かで見たことのある模様だな――不図...
牧野信一 「露路の友」
...だがそれは個人作家に見られるような模様だけが単独に秀でているのではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...模様だけを白ぬきにするのが普通でありますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...今日はまたなんていやな空模様だろう...
山本周五郎 「季節のない街」
...吹雪になりそうな怪しい空模様だった...
横光利一 「旅愁」
...やがて厳しい叱責となるらしい模様だから...
吉川英治 「剣難女難」
...蜀の馬超に撃退されている模様だし...
吉川英治 「三国志」
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