...9前の山みちにある樟の木の梢...
芥川龍之介 「誘惑」
...それから樟(くす)の木の根もとに佇(たたず)み...
芥川龍之介 「誘惑」
...天石樟船に乘せ奉り...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
......
竹内浩三 「南からの種子」
...相生の樟の下で休憩した...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...他は椎(しい)や樟(くす)の葉に覆われた寂しい村落である...
中村地平 「南方郵信」
...村いっぱいに植わっている椎や樟の葉がのびて...
中村地平 「南方郵信」
...この樟脳の高い香(かおり)と...
夏目漱石 「門」
...池のまわりは三抱えもあろうと云う樟(くすのき)ばかりだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すぐに樟材(くすのき)で櫃をつくらせたといつて...
長谷川時雨 「北京の生活」
...」欄外に森枳園(きゑん)の樟の大木の考証がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...樟の木の最大なるものは伊予国越智郡大三島にあると云ふのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私の匿名の一つに尾芝古樟(こしょう)というのがある...
柳田国男 「故郷七十年」
...樟板の図面をそこにおいて...
吉川英治 「江戸三国志」
...日本左衛門の手は机の上にある樟板(くすいた)の図面へのびて...
吉川英治 「江戸三国志」
...樟板(くすいた)の秘図の半分であります...
吉川英治 「江戸三国志」
...その下に秘めておいた樟板(くすいた)の半分は何処にか失せて見当りません...
吉川英治 「江戸三国志」
...ツギ合せた樟板(くすいた)に依って...
吉川英治 「江戸三国志」
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