...人道は古来吾人(ごじん)の標置する高き理想であるが...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...」と言って高く自ら標置する輩(やから)がある...
高浜虚子 「俳句への道」
...一方は赤裸々の心事を、赤裸々に発表すれども、他方は苟(いやし)くも人に許さず、甚だ一笑一顰(いっぴん)を吝(おし)み、礼儀三千威儀(いぎ)の中に、高く標置す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...されど侯は政黨の首領として、國民を指導するの適才なりや否やと問はゞ、余は容易に之れを首肯する能はず有體にいへば、侯は宮廷政治の宰相なり侯は自負心に富みて、昂然自ら標置し、平生私智を恃むこと餘りに多くして、輿論を視ること極めて輕く、個人的利害、個人的感情に傾き易き國民を指導して、與に國家の公問題を處决する如きは、恐らくは潔癖ある侯の能く忍ぶ所にあらず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...敢て異を立てゝ高く自ら標置するの論客にあらずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...されど侯は政党の首領として、国民を指導するの適才なりや否やと問はゞ、余は容易に之れを首肯する能はず有体にいへば、侯は宮廷政治の宰相なり侯は自負心に富みて、昂然自ら標置し、平生私智を恃むこと余りに多くして、輿論を視ること極めて軽く、個人的利害、個人的感情に傾き易き国民を指導して、与に国家の公問題を処决する如きは、恐らくは潔癖ある侯の能く忍ぶ所にあらず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...好んで高く標置(ひょうち)するがためではない...
夏目漱石 「草枕」
...社会的動物である以上はいかに高く自(みずか)ら標置するとも...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...己を先ず一段高き地位に標置して...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...しかし玄道は高く自ら標置して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...壽阿彌の高く自ら標置してゐるのが窺(うかゞ)はれて...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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