...樗牛全集の五冊だった...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...僕等は勿論樗牛(ちよぎう)の言つたやうに「現代を超越」など出来るものではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...高山樗牛は不幸にもこれ等の特色を無視してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...どうせ一度(ど)は樗(あふち)の梢(こずゑ)に...
芥川龍之介 「藪の中」
...当時病天才の名をほしいままにした高山樗牛(たかやまちょぎゅう)らの一団はニイチェの思想を標榜(ひょうぼう)して「美的生活」とか「清盛論(きよもりろん)」というような大胆奔放な言説をもって思想の維新を叫んでいた...
有島武郎 「或る女」
...その日蓮論の中に彼の主義対既成強権の圧制結婚を企てている)樗牛の個人主義の破滅の原因は...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...樗牛が墓の中へ持つて行つた夢だよ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...当時の小説の無価値といふことも度々樗牛の筆に上つた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...『江戸名家墓所一覧』の一書を著せし老樗軒(ろうちょけん)の主人を以てまづはその鼻祖ともなすべきにや...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...樗山子(ちょざんし)というものの著述に「天狗芸術論」がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしその樗とその一名なる臭椿とはその字面は正しいけれどそのフリガナはとても滑稽でそれがオドケ話ならば別に尤(とが)むべきものでもないが史実上の問題としてであって見れば実はこんな間違ったフリガナをして貰うては大いにコマル訳である...
牧野富太郎 「植物記」
......
正岡子規 「俳諧大要」
...従樗園杉本翁学医...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今樗園が碧山の父の師たるを言ふに当つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...樗門(おうちもん)へ出仕(しゅっし)いたしますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...都の東獄の門前にある樗(おうち)の木に梟(か)けられました」と...
吉川英治 「源頼朝」
...「樗(おうち)の木を見に行ったか」「樗の木とは」「五条の獄舎の門前にある巨きな木だ...
吉川英治 「源頼朝」
...日本でも高山樗牛は...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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