...又彼等は皆樗牛(ちよぎう)のやうに「文は人なり」と称してゐる...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...自分は一も二もなく樗牛をうそつきだときめてしまったのである...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...樗牛の思索は移っていっても...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...しかも樗牛と自分との間には...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...二度とあのきのどくな墓に詣でようという気は樗牛に対しても起す勇気がない...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...高山樗牛は不幸にもこれ等の特色を無視してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...樗牛(ちょぎゅう)の個人主義がすなわちその第一声であった...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...すると恰(ちやう)ど其処(そこ)へ予(かね)て心安立(こころやすだて)の滝田樗陰(たきたちよいん)氏が女中に導かれて...
薄田泣菫 「茶話」
...ところどころにある大きな樗の木蔭には...
田山花袋 「道綱の母」
...瀧田樗来談...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...樗山子(ちょざんし)というものの著述に「天狗芸術論」がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...その頃瀧田樗陰が...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...瀧田樗陰は帝大の學生として...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...老樗軒(らうちよけん)の墓所一覧に云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...老樗軒はわたくしは「らうちよけん」と訓んでゐたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは後に安積艮斎(あさかごんさい)の樗園の平生を記したのを見た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...樗牛また矜高(きょうこう)自ら持して...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...樗の肥(こえ)にしてしまった...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索