...それは西風槭樹(せきじゅ)を揺がすの候にして...
饗庭篁村 「良夜」
...日本(につぽん)では普通(ふつう)もみぢ(槭樹(せきじゆ))が一(いち)ばん多(おほ)いのです...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...槭樹や「しなのき」が樹の出生以来□用してゐた推退器の性□を夢想したか? 吾人は蒲公英のそれのやうに堅固な...
牧野信一 「卓上演説」
...日本の学者は『救荒本草』にある槭樹をカエデにあてているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...槭樹(ヤーセン)の影の落ちる歩道は八方から集って...
「赤い貨車」
...水っぽくしなびた婆さんみたいな鼻のある顔で目の前の槭樹(ヤーセン)の梢を眺めている...
「赤い貨車」
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