...四天王寺の建物は美しい唐様様式です...
...僕は様様のつきあいに肩身のせまい思いをした...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...こうして様様に指折りかぞえながら計算してみると...
太宰治 「玩具」
...色様様(いろさまざま)の推察が捲き起ったのだけれども...
太宰治 「狂言の神」
...千も二千も色様様の人が居るのに...
太宰治 「狂言の神」
...死ぬる直前の心には様様の花の像が走馬燈のようにくるくるまわって...
太宰治 「狂言の神」
...様様の色をしたひらたい岩で畳まれ...
太宰治 「猿ヶ島」
...そんな金持ちであるからこそ様様に服装をかえたりなんかしてみることもできるわけで...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...様様のプランを言いだすときの潤んだ眼だけが...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...様様の鳴き声をまぜて騒ぎたてた...
太宰治 「ロマネスク」
...種種様様な物の種を蒔いたりし始めた...
外村繁 「打出の小槌」
...または木柵(もくさく)のような脆(もろ)さを思わせるなど種種様様の味と感じを与える...
中勘助 「独り碁」
...飜訳も小説のに比べれば不完全なものが多いなぞといふ様様な...
中原中也 「よもやまの話」
...苦しい様様な日夜をすごした...
室生犀星 「愛の詩集」
...みなこの小さな私の成長の上に様様な苦しみと邪魔をすると思った...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...様様な色彩(いろ)の絹類を大切に持っていた...
室生犀星 「幼年時代」
...まだ外に男の半身像や様様(さま/″\)の石膏像が十(とを)ばかりも彼方此方(あちらこちら)に置かれてあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...其れに前の家家(いへいへ)の柱や欄干や旗やゴンドラを繋ぐ杭(くひ)などが様様(さま/″\)の色を映してるのが溜(たま)らなく美しい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...一方に幾つかの円(まる)屋根と様様(さまさま)の色大理石を用ひた幾十の柱と五つの扉とを外にしたサン・マルコの大寺院が金碧朱白(きんぺきしゆはく)の沈雅な趣(おもむき)をした外壁(ぐわいへき)の絵を...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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