...四天王寺の建物は美しい唐様様式です...
...僕は様様のつきあいに肩身のせまい思いをした...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...家の貸借に関する様様の証書も何ひとつ取りかわさず...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...こうして様様に指折りかぞえながら計算してみると...
太宰治 「玩具」
...死ぬる直前の心には様様の花の像が走馬燈のようにくるくるまわって...
太宰治 「狂言の神」
...様様の色をしたひらたい岩で畳まれ...
太宰治 「猿ヶ島」
...そんな金持ちであるからこそ様様に服装をかえたりなんかしてみることもできるわけで...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...様様のプランを言いだすときの潤んだ眼だけが...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...外の雨脚と小走りに走って通る様様の女の姿を眺めていた...
太宰治 「ロマネスク」
...四人の妾(めかけ)を持っているのにそれでも不足で五人目の妾を持とうとして様様の工夫をしていた...
太宰治 「ロマネスク」
...様様の鳴き声をまぜて騒ぎたてた...
太宰治 「ロマネスク」
...飜訳も小説のに比べれば不完全なものが多いなぞといふ様様な...
中原中也 「よもやまの話」
...苦しい様様な日夜をすごした...
室生犀星 「愛の詩集」
...みなこの小さな私の成長の上に様様な苦しみと邪魔をすると思った...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...かれは眼底にうかんでくる様様な映像に悩まされながら...
室生犀星 「幻影の都市」
...様様な色彩(いろ)の絹類を大切に持っていた...
室生犀星 「幼年時代」
...痳疹の神様様じゃ」「ワハハハハ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...まだ外に男の半身像や様様(さま/″\)の石膏像が十(とを)ばかりも彼方此方(あちらこちら)に置かれてあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...其れに前の家家(いへいへ)の柱や欄干や旗やゴンドラを繋ぐ杭(くひ)などが様様(さま/″\)の色を映してるのが溜(たま)らなく美しい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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