...わたくしは鋤(すき)と提燈(ちょうちん)と槌(つち)をもって家を出ました...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
......
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...さて懲(こ)りや思い知れ」と金槌(かなづち)で釘(くぎ)を打ち付ける様をする時は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...尾の少し欠(か)けた年(とし)古(ふ)りた木魚と小槌(こづち)が掛けてある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...職人どもが最後の金槌(かなづち)を打ち納めていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...鉄骨の頂上に登ってる男が槌を振う度に...
豊島与志雄 「白蛾」
...「當てにもしねえ傭が出來ておれは此れだからうめえな」と卵屋も相槌打つて勢よく然かもそろ/\と石臼をめぐす...
長塚節 「芋掘り」
...いい加減に相槌を打っていたら...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...「小野は相変らず来るかい」藤尾の眼は火打石を金槌(かなづち)の先で敲(たた)いたような火花を射る...
夏目漱石 「虞美人草」
...また鑿(のみ)と槌(つち)をかあんかあん鳴らし始めた...
夏目漱石 「坑夫」
...子供らはでつかい槌を持つて氷の上を走りまはつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...カーキ色のシヤツの袖をまくしあげて、唇をしつかりと引き結んだ娘は、早朝から一杯機嫌の父親が、槌に合せて、飄逸な掛声で音頭をとつても、眉一つ動かすことなしに、夢中で重い合槌を打ち続けた...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...振り上げた金槌を下しながら怖い顔をして云いました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...さて鮫の一類に撞木鮫(しゅもくざめ)英語でハンマー・ヘッデット・シャーク(槌頭の鮫)とて頭丁字形を成し両端に目ありすこぶる奇態ながインド洋に多く欧州や本邦の海にも産するのが疑いなくかの佐比神だ...
南方熊楠 「十二支考」
...野槌の大きさ形状等確説なく...
南方熊楠 「十二支考」
...『梅津長者物語』にも大黒天が打出(うちで)の小槌で賊を打ち懲らす話がある...
南方熊楠 「十二支考」
...分りもしない日本語の癖に女は相槌を打って笑った...
横光利一 「旅愁」
...魯粛の上へ大鉄槌でも下しそうだったが――次に周瑜からの書簡をひらいて一読し終ると...
吉川英治 「三国志」
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