...うよ/\槇屏の蔭に遊んでゐる...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...夏の雨のゝちの月こそ見所あれ、槇、しばなんどの、木の葉にきらめきて、こずゑ葉末に真珠の玉見ゆ...
上田敏 「月」
...虚山君と槇村君は草鞋を解かないで...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...遠い親類の者が二三人だけ」お園の母親のお槇(まき)が説明するのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...案山子(かかし)に魔が差したようなのを教えて居るくせに」母親のお槇は我慢のならぬ顔を次の間から覗かせるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「槇町(まきちやう)で一と晩過しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...槇(まき)町の裏長屋に住んで居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
原勝郎 「鞦韆考」
...槇氏の家は大手町の川に臨んだ閑静な栖ひで...
原民喜 「廃墟から」
...槇氏は電車の中や駅の片隅で...
原民喜 「廃墟から」
...槇氏は電車の中や駅の片隅で...
原民喜 「廃墟から」
...槇子の嘲笑がひときわ高くひびいた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...――彼女の愛してゐるのが槇ではなくて僕であることを...
堀辰雄 「不器用な天使」
...あの女は槇の言葉で云ふと...
堀辰雄 「不器用な天使」
...怒つたやうな眼つきで槇を見つめかへした...
堀辰雄 「不器用な天使」
...槇の寢ころがつてゐるベツドのふちに腰を下した...
堀辰雄 「不器用な天使」
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槇本楠郎 「赤い旗」
...時三は日本橋槇町の「松葉屋」という...
山本周五郎 「寒橋」
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