...槇(まき)や竹の緑といっしょになって...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...「アルバータを下りて来た槇さんが記念として呉れた」とかいう事になりそうであるが...
石川欣一 「山を思う」
...槇氏は近頃上海から復員して帰つて来たのですが...
原民喜 「廃墟から」
...桐のずんどに高野槇(こうやまき)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...しかし、槇子のほうは、愛情より真実より金の方が大切な娘なのだから、こういう身売りを格別不幸だとも思っていまい...
久生十蘭 「キャラコさん」
...槇子の方が好きだったような気がした...
久生十蘭 「キャラコさん」
...槇子(まきこ)さんにつき添って行って...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「槇は今夜、あの娘(メツチエン)に手紙を渡さうとしてゐるのだ」彼はすこし高い聲でそれを繰り返す...
堀辰雄 「不器用な天使」
...「槇はあの女を連れてよく野球やシネマに出かけて行つたのだ...
堀辰雄 「不器用な天使」
...彼女がいま無意識のうちにヤニングスの肩と槇の肩をごつちやにしてゐるのだと信じる...
堀辰雄 「不器用な天使」
...「誰だい」「槇だよ」僕等の聲を聞いて彼は身體をこちらに向き變へた...
堀辰雄 「不器用な天使」
...(附記――経川槇雄作「マキノ氏像」は現在相州足柄上郡塚原村古屋佐太郎の所蔵に任してある...
牧野信一 「ゼーロン」
...元気な槇(まき)君はそれを両手にさげて...
槇本楠郎 「掃除当番」
...これつきりだね?」槇君はさう云(い)ひながら...
槇本楠郎 「掃除当番」
...槇君は、先生の出入口の方から入つて行くと、いきなり、かう云ひました...
槇本楠郎 「掃除当番」
...槇君はみんなの顔を見廻(みまは)しました...
槇本楠郎 「掃除当番」
...○十七日には 必ず 槇氏...
宮本百合子 「往復帖」
...前田河廣一郎氏夫人や吉屋信子さんや河野槇子さんなどの缺席したのは意外だつた...
横瀬夜雨 「女子文壇の人々」
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