...その繁榮を小樽に奪はれてしまつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ありし世(よ)のおもひでぐさの榮(はえ)...
薄田淳介 「白羊宮」
...その實物に面接するの光榮には未だ浴してゐないのである...
太宰治 「お伽草紙」
...私は今は見榮も外聞もなく...
太宰治 「このごろ」
...クロニーオーンわれに今賜ふすぐれし光榮を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...勢強き橄欖の若木――緑の榮え行くを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...事態の圓滑な進行をはかつた榮之助はじめ通詞らの活動――...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...往々榮達の爲に主義政見を一擲するの例少からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...つまり明治の文明全體が虚榮心の上に體裁よく建設されたものです...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...榮耀(えいえう)をしようとは夢にも思はぬ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の遠縁の者だとか言ひまして――」お利榮に取つては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...向柳原の親分のところへお知らせしました」榮吉は鈍重(どんちよう)らしくはあるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の部屋へ運んだのもお榮ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の養父の先代榮左衞門と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは私がまだ榮えた頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...王公の富貴榮華も羨むに足らず...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...名譽心と虚榮心との區別が瞹昧になり...
三木清 「人生論ノート」
...虚榮は人間の存在の一般的性質である...
三木清 「人生論ノート」
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