...すでにどの区でも混乱が予想されている」「木村は自由党を標榜するということだが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...榜して、『大武士神社、日本武命』と二行にしるす...
大町桂月 「碓氷峠」
...大新聞がそのブルジョア階級的イデオロギー性を隠蔽して一般社会性を標榜するのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...今日のブルジョア民主主義を標榜する民主国と雖も民衆は決して政治的な支配力を有つとは云えないが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...而も超常識的を標榜するものこそが却って常識的な場合が多い...
戸坂潤 「思想としての文学」
...近代市民的大新聞の機能がその標榜する表面の面目にも拘らず...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...凡そ事斯くの如きは恐らくは閣下の本意に非る可し閣下は常に官紀振粛行政統一を以て自ら標榜するの人たればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...最初から明白(あからさま)に虚偽を標榜しているだけに...
永井荷風 「妾宅」
...「砂町海水浴場近道南砂町青年団」というペンキ塗の榜示杭(ぼうじぐい)が立っていた...
永井荷風 「元八まん」
...若くして名を虎榜(こぼう)に連ね...
中島敦 「山月記」
...王及び全白人の島外放逐(或いは殲滅(せんめつ))を標榜(ひょうぼう)して起ったのだが...
中島敦 「光と風と夢」
...真宗の教義を標榜し...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...またある党派のために一身を捧(ささ)げるようなことを外部に標榜(ひょうぼう)しながら...
新渡戸稲造 「自警録」
......
牧野富太郎 「植物記」
...京の人であることを標榜(ひょうぼう)していた王族の端くれのような人から教えられただけの稽古(けいこ)であったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...国境の境ならずとすればすなわち荘郷の榜示(ぼうじ)の地点であろう...
柳田國男 「地名の研究」
...それ自身の標榜するところによると...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...播磨の土民一揆は武士の国外放逐を標榜して居り...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索