...やはりその名の実をとって新婦人主義(フェミニズム)を標榜して貰いたい...
大杉栄 「獄中消息」
...僕は自由人を標榜(ひょうぼう)して伊藤公暗殺――...
林不忘 「安重根」
...安重根 (声を落して)自由人を標榜して伊藤公暗殺を計画したんです...
林不忘 「安重根」
...新を標榜する現代に於ても...
田山録弥 「現代と旋廻軸」
...寡頭政治的貴族主義もあれば階級身分の標榜から来る夫もあれば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...歴史的認識と云うものの標榜を媒介としている...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...かゝる世に向て「美的生活論」を標榜し...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...是を標榜しない者もある...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...凡そ事斯くの如きは恐らくは閣下の本意に非る可し閣下は常に官紀振肅行政統一を以て自ら標榜するの人たればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...最初から明白(あからさま)に虚偽を標榜しているだけに...
永井荷風 「妾宅」
...砂町海水浴場の榜示杭を見ると共に...
永井荷風 「元八まん」
...実は文学の標榜(ひょうぼう)するところは何と何でその表現し得る題目はいかなる範囲に跨(また)がって...
夏目漱石 「作物の批評」
...自ら客観主義を標榜(ひょうぼう)して...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...風流女を標榜(ひょうぼう)している点が気に入らなくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...妻の嫉妬(しっと)にあったことを標榜(ひょうぼう)しているようで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...俗人と違うことを標榜(ひょうぼう)していたものが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...駅長の家烏山侯霞崖の書せる安穏二字を榜(ばう)す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...尊王攘夷を標榜して徳川を倒しておきながら...
夢野久作 「近世快人伝」
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