...とにかく何よりも先に「河童全体の利益」ということを標榜(ひょうぼう)していた政党だったのです...
芥川龍之介 「河童」
...アメリカまた自由主義を標榜しつつ實質は大きく統制主義に飛躍しつつある...
石原莞爾 「新日本の進路」
...我楽多を標榜した頃には我楽多の分子が混っていた代りに生気に充(み)ちていたが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...共産黨は常に財産問題を標榜してゐる...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...高木氏はその後「裸頭跣足(らとうせんそく)」主義を標榜してゐるが...
薄田泣菫 「茶話」
...多くの宗教が生を超越する立場を標榜するにかかわらず...
田辺元 「メメント モリ」
...人間嫌いを標榜(ひょうぼう)する...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...あまり無制限に災難歓迎を標榜(ひょうぼう)するのも考えものである...
寺田寅彦 「災難雑考」
...それがもつイデオロギー性を自覚・標榜するかしないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...超政治性を標榜する一般新聞――但し資本主義制の下ではこの一般新聞が大新聞なのであるからこの方が今大事であるが――も...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...徳義無視を標榜しても...
豊島与志雄 「囚われ人」
...しばしば標榜(ひょうぼう)していた通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...最も安直な十八文を標榜して恥じないわが道庵先生が...
中里介山 「大菩薩峠」
...お神楽師(かぐらし)を標榜する連中が...
中里介山 「大菩薩峠」
...自ら客観主義を標榜(ひょうぼう)して...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...半獣主義を標榜(ひょうぼう)する泡鳴だったのだ...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...その場所を榜示処(ぼうじど)といった...
柳田國男 「地名の研究」
...学問の書ではないということを標榜(ひょうぼう)して手を加えなかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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