...アメリカまた自由主義を標榜しつつ實質は大きく統制主義に飛躍しつつある...
石原莞爾 「新日本の進路」
...それがもつイデオロギー性を自覚・標榜するかしないか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...大新聞がそのブルジョア階級的イデオロギー性を隠蔽して一般社会性を標榜するのは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それがただこの私的な――個人の又は私的と考えられる諸団体の――利害を表面に標榜しないということによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...インテリの昔ながらの懐疑を標榜するにしても...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...懷疑論者が無價値論を標榜しながら...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...其の超然主義を標榜としたるの當時に於てすら...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...凡そ事斯くの如きは恐らくは閣下の本意に非る可し閣下は常に官紀振肅行政統一を以て自ら標榜するの人たればなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...徳義無視を標榜しても...
豊島与志雄 「囚われ人」
...殊に史學を標榜しては居るが...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...若くして名を虎榜(こぼう)に連ね...
中島敦 「山月記」
...若くして名を虎榜(こぼう)に連ね...
中島敦 「山月記」
...王及び全白人の島外放逐(或いは殲滅(せんめつ))を標榜(ひょうぼう)して起ったのだが...
中島敦 「光と風と夢」
...非人情も標榜(ひょうぼう)する価値がない...
夏目漱石 「草枕」
...まるまる木がなければその場処を榜示戸とも法師土とも記し...
柳田國男 「地名の研究」
...右の榜示戸をヒョウといったのを...
柳田國男 「地名の研究」
...局外中立を標榜(ひょうぼう)している彼が...
吉川英治 「新書太閤記」
...従ってまた彼は教外別伝の標榜をも斥ける...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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