...榛(はしばみ)の林に掩はれた...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...榛(はしばみ)などの落葉がからからに乾(ひ)からびて...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...夾竹桃や胡桃(くるみ)とか榛(はんのき)とかにつくのは黄色だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...相馬山や、榛名富士や、烏帽子嶽や、鬢櫛山や、硯嶽や、掃部嶽や、湖をめぐりて、それ/″\秀容をあらはす...
大町桂月 「冬の榛名山」
...然し榛名様も、鎮守の八幡も、如何(どう)ともしかね玉う場合がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...よく計画しなくちや駄目なのね……」「僕は君と榛名(はるな)へでも登つて...
林芙美子 「浮雲」
...按ずるに歴世略伝榛軒の部に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒は二児榛軒厚(こう)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同遊者は榛軒、柏軒、山室士彦(やまむろしげん)、石坂白卿(はくけい)であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒の妻志保は三十四歳...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それゆゑ榛軒は此年天保丙申の九月十日に急にこれを催して亡父の志を遂げたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又此三月には榛軒が十日十五日に外台秘要を講じてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其妻が難産をして榛軒が邀(むか)へられた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒より少(わか)きこと二歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒より少きこと七歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夫の今日あるは亡き榛軒の賜(たまもの)だとおもつたからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此日には刀自の父榛軒が壽阿彌に讀經(どきやう)を請ひ...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...蹴上の中腹にある大きな榛(はん)の木の方へ駈けて行った...
吉川英治 「私本太平記」
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