...たださっき榕樹(あこう)の梢(こずえ)に...
芥川龍之介 「俊寛」
...大きな榕樹の蔭の広場に集って昼から泡盛を飲んだり...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...警察署の前の大榕樹の枝に風の揺れて居るのが...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...靈木榕樹(あかのき)は單獨に聳えたつのではなく...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...榕樹(ようじゅ)は海の中にまで根をはり...
海野十三 「恐竜島」
...大きな榕樹(アコオ)がそここゝにあつた...
種田山頭火 「行乞記」
...巨大な榕樹が二本...
中島敦 「環礁」
...巨人の頬髯のやうに攀援(はんえん)類の纏(まと)ひついた鬱蒼たる大榕樹の下迄来た時...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...コンモリと榕樹の繁った高い崖つづきで...
久生十蘭 「手紙」
...榕樹帶(がじゆまるたい))...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...榕菴氏はこれをその著『植学啓原』で公にした...
牧野富太郎 「植物記」
...宇田川榕菴氏の『植学啓原』ではこの雄蘂の通名を鬚蘂と為し漢訳の『植物学』では単に鬚といっている...
牧野富太郎 「植物記」
...葯の字を Anther に用いたのは榕菴氏の創意で圭介氏はこれを糸頭と訳し『植物学』では単に嚢といい...
牧野富太郎 「植物記」
...有名な蘭学者(らんがくしゃ)の宇田川榕庵(うだがわようあん)先生は...
牧野富太郎 「植物知識」
...もうそれでいいじゃないの」榕子の女としての考えかたに...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...「結婚の生態」「生きている兵隊」を通して「風にそよぐ葦」にいたってそれらのテーマの反覆統一として榕子を描いている作者の精神も...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...「そして宇田川榕庵と同門の先輩に当るって」「先生からじかに聞いたのではないから...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...大きな榕樹(ようじゆ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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