...庭の一本の古榎木の秋風に顫(ふる)へてゐる樣は手にとるやうに分る...
石川啄木 「新しい歌の味ひ」
...『その榎木僧正とは』と山神問ふ...
大町桂月 「吾嬬の森」
...世人冷かして榎木僧正といふ...
大町桂月 「吾嬬の森」
...僧正怒りて榎木を切る...
大町桂月 「吾嬬の森」
...『卿も榎木僧正の仲間に非ずや』と云へば...
大町桂月 「吾嬬の森」
...『その嗔るが兪以て榎木的なり』と冷かせば...
大町桂月 「吾嬬の森」
...この三人に榎木小僧加はりて...
大町桂月 「川魚料理」
...會計の名人なる榎木小僧引受けて...
大町桂月 「川魚料理」
...棉打唄丘の榎木(えのき)に蔓葛(かつら)が萠える鷽(うそ)が鳴くわい酒屋の背戸(せど)で...
野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...若いくせに榎木の蕾(つぼみ)をいつくしんでゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これも塚の越(こし)・境木(さかいぎ)峠・道祖神峠(さえのかみたわ)・榎木(えのき)峠の例と同じく...
柳田國男 「名字の話」
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