...驚いて榎本の顔を見返した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...語を寄す、榎本氏、鞄は無くとも生きて往(ゆ)かれる世の中である...
薄田泣菫 「茶話」
...没後は榎本武揚氏...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...榎本武揚(えのもとたけあき)をすくった話(はなし)をとりあげておきます...
高山毅 「福沢諭吉」
...榎本(えのもと)の家族(かぞく)といっしょに静岡(しずおか)にすんでいたのですが...
高山毅 「福沢諭吉」
...榎本(えのもと)という男(おとこ)は...
高山毅 「福沢諭吉」
...溝の此方に畫架を据ゑて對岸の榎と赤い倉庫と薄との三角形を主題にして描き始めた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...椎や椋や榎や楓や...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...当山門内の大榎は...
永井荷風 「榎物語」
...やがて半月あまりを経たりしに突然福地家の執事榎本破笠(えのもとはりゅう)子より予(かね)て先生への御用談一応小生より承(うけたまわ)り置(おく)べしとの事につき御来車ありたしとの書面に接し即刻番地を目当に同じく木挽町の河岸通なる破笠子が寓居に赴きぬ...
永井荷風 「書かでもの記」
......
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...他(ほか)の秀才は他人(ひと)のことで榎本(えのもと)の釜(かま)さんなんかがそうだったのだね...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...榎本印刷に働いてゐた頃の一ヶ月のサラリーである...
林芙美子 「瀑布」
...榎本アンマを呼び...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...榎の高い梢(こずえ)には鵯(ひよどり)が群(むらが)って来た...
水上滝太郎 「果樹」
...大きな榎(えのき)が五本並んでおり...
山本周五郎 「あだこ」
...二股(ふたまた)になった幹の間から桜の木を生やした大榎(えのき)はどこの池の縁に立っているという事まで一々知っていたのは恐らく村中で彼一人であったろう...
夢野久作 「木魂」
...榎の下の石牢からひびいて来ます...
吉川英治 「江戸三国志」
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