...浄衣を着た巫(かんなぎ)二人が榊葉(さかきは)を持って神楽(かぐら)を奏し...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...少女子(おとめご)があたりと思へば榊葉の香(か)をなつかしみとめてこそ折れと源氏は言ったのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...神人(かんびと)の手に取り持たる榊葉(さかきば)に木綿(ゆふ)かけ添ふる深き夜の霜中務(なかつかさ)の君...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...神遊びの古歌「榊葉の香をかしはしみとめくれば」云々の榊をめぐっての論争が多くの国学者間で交わされたことがあったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...榊葉(さかきば)のかげに光る鏡を掠(かす)めて...
吉川英治 「剣難女難」
...榊葉(さかきば)の青さとが...
吉川英治 「新書太閤記」
...榊葉と神灯(みあかし)と神殿の奥の御鏡しかなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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