...編輯中の質疑にいたりては、黒川眞頼、横山由清、小中村清矩、榊原芳野、佐藤誠實、等諸君の教、謝しおもふところなり...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...春早々氏の玄関に投げ込まれた数多い年始状のなかに「榊原政職(まさより)」といふ人から寄こした一枚の葉書があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...榊原紫峰君と青年畫家の片山君...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...神棚に榊(さかき)をあげたり...
徳田秋声 「足迹」
...退院朝顔は蔓もて偃へれおもはぬに榊の枝に赤き花一つ十六日朝...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...榊山氏のルポルタージュに自己感傷の過度を批難しながら...
宮本百合子 「明日の言葉」
...と笑っていたらけさになって榊原さんが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...榊(さかき)に歌を挿(さ)して送った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...榊(さかき)に木綿(ゆう)をかけ神々(こうごう)しくした枝につけて送ったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...榊原氏の藩邸に幽せられ...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...古い大きな榊(さかき)の木が...
柳田國男 「日本の伝説」
...榊原(さかきばら)...
山本周五郎 「死處」
...年方画伯門下の花形榊原蕉園...
山本笑月 「明治世相百話」
...」橘(たちばな)と榊(さかき)の植(うわ)った庭園の白洲(しらす)を包んで...
横光利一 「日輪」
...榊原(さかきばら)の諸隊は...
吉川英治 「新書太閤記」
...城受取りの副使として赤穂の旅舎に着いている荒木十左衛門と榊原采女(さかきばらうねめ)の二人は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...原の中ほどまでくると、榊原健吉は、ふいに左腰をひねって、「それへ、直れっ」いやというほど、庄次郎の体を、たたきつけて、振り向いた...
吉川英治 「松のや露八」
...後で聞けば、榊原と叔父とは、近所交際(づきあ)いもしているし、囲碁仲間だとも分かって、お蔦との媾曳(あいびき)が、榊原から叔父の耳へ、叔父から父の半蔵へ、まるで筒抜けであったのを知り、庄次郎は、手ぬかりを後悔した...
吉川英治 「松のや露八」
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