...概念的結論に帰着する外無いかも知れない...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...「概念的だっていい...
太宰治 「乞食学生」
...何もあれほどまでに概念的...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...それはカッシラーの指摘した実体概念的思惟方法である...
中井正一 「物理的集団的性格」
...このことが、その頃の彼には、概念的にしか、つまり半分しか呑みこめなかったのである...
中島敦 「斗南先生」
...悟性的な概念的な学問的な範囲にのみ止(とどま)っていて...
中島敦 「斗南先生」
...物を概念的に把握するということは...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...而して概念的知識は生産様式的に生産的なればなるほど...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...概念的体系に捕われて案外に内容の貧弱なものよりも...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...プロティノスはこれらの人々の築いた基礎の上に立つて周知なる概念的規定を試みた...
波多野精一 「時と永遠」
...彼は無暗と概念的に母を攻撃するのだつた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...一端これはと見込んだ場合には飽くまでも後へは退かぬ性格である――とかといふ概念的な説明をされて...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...概念的に関係しておる場合においてさえ...
三木清 「語られざる哲学」
...アリストテレスなどによつて概念的に...
三木清 「認識論」
...それは世界に於ける禍を概念的に把握し...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...だがかかる叙述はいたく概念的であって...
柳宗悦 「工藝の道」
...(概念的に想像しても)つなと対等ではなかったであろう...
山本周五郎 「風流太平記」
...概念的な推理で判断するのは絶対危険の大禁物である...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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