...いつもこんなに概念的で...
太宰治 「正義と微笑」
...謂わば「既成概念的」な情緒を...
太宰治 「八十八夜」
...下町の素人(しろうと)の芝居好きの劇評のほうがかえって前述のごとき著名なインテリゲンチアの映画批評家の主観的概念的評論よりもはるかに啓発的なことがありうるようである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...彼等の絵は概念的抽象的あるいはむしろ科学的なものである...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...型式的概念的に堕した歌人の和歌などとは自ずからちがった自由な自然観が流露している...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...概念的矛盾で之はあるのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...実在の関係をある一定の「概念的な材料」の内で考えることによって始めて可能である...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...こうした概念的の見方は便利であるから...
直木三十五 「大阪を歩く」
...抽象概念的に考え得るかも知れないが...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...概念的とかいうのは...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...どれほど概念的或ひは論理的に裝はうとも...
三木清 「人生論ノート」
...それだけの種類の概念的方向があるといふことができる...
三木清 「認識論」
...概念的文章になったことを指し...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...概念的な判断ではなかったでしょうか...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...手近い経験から来た概念的な犯罪常識をもって...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...その年齢に対して実に概念的だ...
横光利一 「絶望を与へたる者」
...その想念がかくのごとく幼稚で概念的で...
和辻哲郎 「院展遠望」
...仏語の概念的繋縛から離れて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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