...わたくしの概念的に論定した所では...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...概念的結論に帰着する外無いかも知れない...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...謂わば「既成概念的」な情緒を...
太宰治 「八十八夜」
...すべてが概念的の羅列であって...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...少なくも概念的に正しく描かれているのである...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...いわゆる科学的常識というものからくる漠然とした概念的の推算をしてみただけでも...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...故に方法概念が概念的運動に於て対象と対立するものとしての兵站を進出する時...
戸坂潤 「科学方法論」
...実在の関係をある一定の「概念的な材料」の内で考えることによって始めて可能である...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...両者はここで概念的に分析(区別)される...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...概して概念的であつた...
中原中也 「詩と其の伝統」
...各種の概念的事項の説明に...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...我々の概念的綜合の諸形式が自然そのものを規定してそれを初めて自然として成立させる諸條件である故に...
三木清 「認識論」
...第一の方法は科學の用ゐる概念的方法であり...
三木清 「認識論」
...概念的文章になったことを指し...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...死んでいるが故に今の概念的な工藝史は読んで面白くないのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...概念的な人生観をいけないと云ふのでは決してない...
横光利一 「絶望を与へたる者」
...そうして彼ら自身の感じ方がすでに概念的であることには気づかない...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
...散る花を悲しむ心さえも概念的な空虚なものになっている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索