...世の中の人が概念的に案出する神や仏のように...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...いい加減な概念的なものだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...書き方がたいていきわめて概念的で...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...まだ概念的――今述べられた意味に於ける概念的――な加工を経ない処の...
戸坂潤 「科学方法論」
...吾々は両者の概念的分析を...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...両者のこの概念的な――本来の――規定に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...抽象概念的に考え得るかも知れないが...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...物を概念的に把握するのである(概念とはベグリッフである)...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...単に概念的論理的でない...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...ギリシャ哲学には深い思索的な概念的な所と...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...概念的のものではない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...一年の概念的な数字に過ぎなかった...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...読者に飢餓の実感が伝わってこないのは描写の概念的のためだ...
平林初之輔 「角田喜久雄「肉」」
...どれほど概念的或ひは論理的に裝はうとも...
三木清 「人生論ノート」
...最も概念的であるべき論説においてさえ...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...これを概念的に見ていた時分は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死んでいるが故に今の概念的な工藝史は読んで面白くないのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...それほど果して人生が概念的なものであるならば...
横光利一 「絶望を与へたる者」
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