...同じく西洋に対立する概念として日本と東洋とが同じ地位に置かれまたは混同せられるという事情も...
津田左右吉 「日本精神について」
...即ち性格的事物は性格的概念として理解せられることによって少しも事物としての性格を失わない筈である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...発展は往々にして分出説的・演繹的概念として利用され慣される傾きを有つ...
戸坂潤 「科学方法論」
...併し普遍妥当性の概念をこのように形式的に――この概念が単に概念として有つ観念性だけに注意しながらその概念が更に事態として有つ事態性を忘れて――取り扱う前に...
戸坂潤 「科学方法論」
...更に実践的概念として理解されねばならぬとすれば――そして吾々は絶対にそれを要求する――...
戸坂潤 「科学方法論」
...他の或る概念はより普通に常識的概念として通用する(普通性と日常性との無関係を注意せよ)...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...このような二面の対立を云い表わす概念としてではなく...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...このようにして得られた常識的空間概念を基礎概念として...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...物理学に於ける諸根本概念として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...吾々は空間を日常的概念に依るものとして又は日常的概念として...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それにも拘わらずこの絶対的区別の不可能をば形式・内容なる抽象概念を超えて――抽象概念としては形式・内容の絶対的区別は不可能である――具体的な概念である空間にまで徹底させるとすれば...
戸坂潤 「性格としての空間」
...客観なくして主観は概念としても事柄としても許されないことである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...言語が概念として――即ち説明や記述として――使用される限りは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...言語が没情感なる概念として...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...存在と生とは概念としては勿論二つであつて一つではないが...
波多野精一 「時と永遠」
...概念は操作的概念として形成されたものである...
三木清 「哲学入門」
...かくて我々は歴史のまさに第三の概念として...
三木清 「歴史哲學」
...君主主権と国民主権をめぐる闘争概念として用いられたこともあり...
矢部貞治 「政治学入門」
便利!手書き漢字入力検索