...少くとも他の民族等が単なる概念としてのみ育ち得てゐたところのものを...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...といふやうなことを概念として構成し把握するのも...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...社会状態とかその一般的性質とかを概念として構成することも...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...この定座の月と花とが往々具体的な自然現象としてではなくむしろ非常に抽象的な正と負の概念としてこの定座の位置に君臨している観があるということである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...だから又そういう「歴史哲学」の根本概念としての歴史的意識も亦...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...之に反して茶碗とか国家とかは主として性格的概念として現われるであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それでは何故吾々は之を別な概念として名づけないのであるか...
戸坂潤 「科学方法論」
...学問性の概念として現われる...
戸坂潤 「科学方法論」
...歴史に就いての現実的概念として歴史科学の現実的内容となって現われるべき歴史的存在――それは同時に社会的存在でもあることをその特色とする――への関心を怠り...
戸坂潤 「科学方法論」
...例えば自然概念として...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...固定した概念として定着される*...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...すでに許された概念として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...さて吾々のこのような概念として把握された意識...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それであればこそ空間が空間概念として取り扱われる優れた理由があったのである...
戸坂潤 「性格としての空間」
...客観は概念として主観との対立を予想してはいるが...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...言語が概念として――即ち説明や記述として――使用される限りは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...言語が没情感なる概念として...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...いま我々が最も重要な概念として取り出した現在はこのやうな現代のことであらうか...
三木清 「歴史哲學」
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