...何か大きい10の上に細かいインクの楽書(らくがき)もある...
芥川龍之介 「十円札」
...楽書が出来ぬというのも事実である...
石川欣一 「山を思う」
...妾(めかけ)――仲居――などと楽書きしてあるのは...
徳田秋声 「黴」
...例の女のものを描いた楽書を発見する...
外村繁 「澪標」
...音楽書の小包が寝床の上にあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...テセウスの殿堂の壁にブージニエの鼻を楽書きし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...性の知識と裏面、その楽書、その振舞、聞いていて、さすがの主膳を撞着せしむるものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...楽書をしたりする者が出来てきたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いろんな種類の楽書があるが...
野上豊一郎 「パラティーノ」
......
原民喜 「遺書」
...自分所有の行灯(あんどう)にも机にも一切の品物に楽書は相成(あいな)らぬと云(い)うくらいの箇条で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...不図(ふと)見た所が桐の枕に如何(いかが)な楽書がしてある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...銘々(めいめい)の私有品でも楽書は一切相成らぬと云(いっ)たではないか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...楽書(いたずらがき)も倭文字(やまともじ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...青い鉛筆で楽書のしてあるのに私はそのとき漸(やっ)と気がついた...
堀辰雄 「木の十字架」
...近づくにしたがってその楽書はしだいにはっきりしてきた...
本庄陸男 「白い壁」
...白壁があつたら楽書するものときまつて居る...
正岡子規 「墓」
...もしあの楽書帳が今日もなお健在ならば...
笠信太郎 「乳と蜜の流れる地」
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