...いろいろな面白い光景を楽しむ――昼間は前面をあけっぱなした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...作家はその苦しみを楽しむ――そういう気持ちが制作の上の...
上村松園 「苦楽」
...夕飯の時にはリリーとゆっくり戯(たわむ)れながら晩酌を楽しむのであるが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...酒を楽しむことは悪くないが...
種田山頭火 「其中日記」
...□物そのものを味はひ楽しむ心境...
種田山頭火 「其中日記」
...君子は……と云えばおかしいが、道を楽しむ者は、収獲の多きを望まない...
豊島与志雄 「文学以前」
...ボートマンがその恍惚とした我を忘れるこころもちを呼んで楽しむのである...
中井正一 「美学入門」
...翰墨(かんぼく)を楽しむというのではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...人には何か楽しむ所のものなかるべからず...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...畢竟お飾り瓜で観て楽しむものである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...あきらめがついた上で夫(か)の天命を楽しんでといふやうな楽しむといふ域には至らなかつたかと思ふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...四つん這いのまましばし頂の憩いを楽しむ...
松濤明 「春の遠山入り」
...従ってしばしば衣住の改善を楽しむよりは怠惰に耽けることを選ぶであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...飲み食い歌い楽しむだけになっているが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...戦を楽しむ漢(おとこ)であった...
吉川英治 「三国志」
...老幼腹を鼓(う)って楽しむというような微笑ましい風景が田園の随処に見られた...
吉川英治 「三国志」
...孤高を独り楽しむほど潔(いさぎよ)い気もちになったり――朝に夕に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今から先のことを楽しむということがない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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