...とても春光を楽しむの人ではない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...少なくともその苦しみを楽しむだけの...
上村松園 「苦楽」
...その身分に応じて人は楽しむのがいいと思うのですけれど...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...唯徒(いたず)らに読みもせぬ書物を買って積んで置くのを楽しむ輩(やから)である...
辰野隆 「愛書癖」
...酒を楽しむことは悪くないが...
種田山頭火 「其中日記」
...」「楽しむって、君が!」実際のことを言えば、クリストフは長い間家に閉じこもって暮らしていたので、にわかに外に出たくてたまらなくなった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間と共に楽しむ気になってしまったのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...少なくとも乞食を楽しむことを解している...
中里介山 「大菩薩峠」
...競技そのものを楽しむ気持はなく...
中原中也 「撫でられた象」
...あたしはその武士がお金をならべて楽しむのは...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...仲間づきあいを大いに楽しむ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...熱心な園芸家で、叔父が呼んだ時だけ、ただ楽しむ為に、ここへ来ます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...大いに楽しむつもりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...他人の苦悩するさまを見て楽しむとは……ああ...
松永延造 「職工と微笑」
...たまには写生のようなことをして楽しむことすらあるし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...家庭に帰って楽しむような日は...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわゆる楽しむ声を帯びていないものだという...
吉川英治 「新書太閤記」
...日本のように浴して楽しむのではないらしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索