...決して楽しみでないとはいえないと思います...
上村松園 「靄の彼方」
...鴨田という爬虫館の研究員に会うことが楽しみとなった...
海野十三 「爬虫館事件」
...わしはこの世に何の楽しみもなくなったのです...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...楽しみにして待っていねえと...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...たまらぬ楽しみを味わうつもりでいるらしかった...
太宰治 「乞食学生」
...あの頃の『ホトトギス』の上記の画家のものはいかにも自分で楽しみながら描いたものだろうという気のするものばかりである...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...子供の育って行くのを楽しみに...
徳田秋声 「爛」
...古本屋で本を眺めながら色々の想念を捉えることが楽しみだ...
戸坂潤 「読書法」
...皮肉はユダヤ人らにとって非常に大きな楽しみであって――(この点においては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...楽しみに夢中になってる四組みの男女は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...釣が一番の楽しみなのである...
中村地平 「南方郵信」
...次をお楽しみにですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...牝猩々が食後空缶を倒(さかさま)に頭に冠(かぶ)り観客が見て笑うを楽しみとした事あり...
南方熊楠 「十二支考」
...明日は大楽しみです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だがそれは新奇な風変りな楽しみでもあって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の肉体が崩れてから後になお我々を待っている肉体的な楽しみや苦しみを事細かに述べ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...此の部屋の楽しみ...
夢野久作 「白くれない」
...予にも一つの楽しみがある...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索