...ちびちび嘗(な)めて楽しみ...
太宰治 「親友交歓」
...雑書を乱読したりすることをなによりの楽しみにしていました...
辻潤 「書斎」
...これなら楽しみが多いことであろう...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...楽しみにケンブリッジのマセマチカル・トライポスの問題などを解いて英国の学者に見てもらったりしていた...
寺田寅彦 「時事雑感」
...多少の楽しみでさえあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すばらしい空中の旅を楽しみました...
豊島与志雄 「文学以前」
...唯一の生きる楽しみは...
中井正一 「美学入門」
...わずかに書肆(しょし)の来(きた)って旧著の改版を請うがまま反古(ほご)にもすべき旧稿の整理と添刪(てんさん)とに日を送ればかえって過(すぎ)し日の楽しみのみ絶え間もなく思い返されるばかり...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...あちらこちらと眺めるのを楽しみにしていた――というのがことの起(おこ)りで」「――」平次も黙ってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...貴女が楽しみにして食べるのよつて下すつた...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...お正月になったらと楽しみなことがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...村の童たちの楽しみでもあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...なんの楽しみがあるものか...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...お楽しみ中を真に恐れ入ります...
山中貞雄 「森の石松」
...キット会いに来て下さると思ってネ……楽しみにして待っていたのよ……...
夢野久作 「狂人は笑う」
...千鶴子は別れればまた逢う日の方が楽しみだという風に...
横光利一 「旅愁」
...なお若木の育ちを楽しみに...
吉川英治 「新書太閤記」
...何の余生の楽しみとなりましょう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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