...宴会服(えんかいふく)を着て楽しそうにしている公爵(こうしゃく)の若い花嫁(はなよめ)を見たこともあります...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...一向嬉しそうにも楽しそうにも見えないのだから不思議である...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...たいへん楽しそうに見えた...
海野十三 「大使館の始末機関」
...如何にも楽しそうに...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...楽しそうに通りすぎていった...
江戸川乱歩 「影男」
...その一きれ一きれをフオクに刺してゆっくり楽しそうに召し上がっていらっしゃる...
太宰治 「斜陽」
...他の生徒もみな楽しそうに聴講している...
太宰治 「惜別」
...わしらは逃げ出しました」ブラウン神父は楽しそうに言つた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...さも楽しそうに筆を動かしては楊枝(ようじ)をかんでながめているのを...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...私は父と母とが毎夜いかにも楽しそうに勉強しているのを見て...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...――小鳥が楽しそうに鳴いて居る」越前守は支那出来の陶榻(とうとう)に腰をおろして...
野村胡堂 「礫心中」
...啄木はこんなに楽しそうに家にかえる事を歌っている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...楽しそうに口笛をふいているし...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...楽しそうに合唱します...
宮本百合子 「いとこ同志」
...夫婦の間に赤ちゃんを遊ばせてあんなに楽しそうにほほ笑んでいた王女エリザベスは...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...女は楽しそうに小さい襯衣(しゃつ)やおむつを縫いはじめた...
室生犀星 「童子」
...いかにも楽しそうに眼をつむった...
夢野久作 「冗談に殺す」
...」矢代は頭を後ろへ反らし議論嫌いの千鶴子のびっくり顔をさも楽しそうに見ながら...
横光利一 「旅愁」
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