...楼主と特別の約束で...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...何かの話のおりにその家と楼主の噂が出るのであった...
徳田秋声 「挿話」
...その金瓶楼主が、きっと多勢引率(いんそつ)して芝居にくるだろうと、お絹は思っていたので、電話がかかってくると、飛んでいって受話機を取った...
徳田秋声 「挿話」
...鬼の金兵衛さんとよばれた楼主(ろうしゅ)の娘おやすさんに惚(ほ)れられて養子になった...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...結局T楼主人からは何の得るところもなかった...
武者金吉 「地震なまず」
...初花の右なる男は初花楼の楼主...
夢野久作 「白くれない」
...この上はただ御楼主様(ごないしょさま)の御養育の御恩を...
夢野久作 「名娼満月」
...先の楼主(だんな)に...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...それを色街の姐(ねえ)さん芸者だの料理屋の楼主が惚々(ほれぼれ)と見ては噂して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...楼主と、その客をこれへ出せっ」とうとう、楼主も来て謝っている様子であったが、「詫言(わびごと)だけで済むことではない...
吉川英治 「旗岡巡査」
...楼主には後より糺明(きゅうめい)を申しつけるが取り敢(あえ)ず...
吉川英治 「旗岡巡査」
...楼主は、蒼(あお)くなって、(……誰じゃ一体)やりてに囁(ささや)くと、誰かが、(八っさんで)と、低声(こごえ)にいう...
吉川英治 「旗岡巡査」
...楼主に預けおくといいのこして...
吉川英治 「旗岡巡査」
...金瓶大黒の楼主の大黒屋金兵衛の世話で...
吉川英治 「松のや露八」
...楼主の表名前であって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...警察から楼主へ、楼主から朋輩へ――、『みどりさんのあのお客は、大へんな大泥棒だって、ああこわい、こわい...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...女の方は楼主へ引き渡されたものだった...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...既に医者から楼主へ...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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