...楼主の虐待にたえかね...
井上円了 「おばけの正体」
...『国民之友』には八面楼主人(湖処子)が居て...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...何かの話のおりにその家と楼主の噂が出るのであった...
徳田秋声 「挿話」
...この大勢と当局の方針とを早くも察した楼主達は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...云うまでもなく楼主自身から見ての営業不振が唯一の動機であって大勢を察した察しないという問題ではないのだが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...私は議員達の大半が楼主達に買収されたとは到底考え得ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼と同腹一体の苦談楼主人は縦横策を画して風雪を煽ぐに日も維れ足らざるに非ずや彼は巧みに現れんが為に巧みに隠れたるのみ彼は遅鈍なる如くにして反つて巧遅に容易に放たず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...為岡本楼主人之嘱(おかもとろうしゅじんのしょくのため)...
中里介山 「大菩薩峠」
...鬼の金兵衛さんとよばれた楼主(ろうしゅ)の娘おやすさんに惚(ほ)れられて養子になった...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...これは恥かしい事に父が楼主の方の味方をして勝たせた不名誉な事件だ...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...初花の右なる男は初花楼の楼主...
夢野久作 「白くれない」
...二も御楼主様(ごないしょさま)への御恩返しとあらゆる有難い御嫖客様(おきゃくさま)を手玉に取り...
夢野久作 「名娼満月」
...江戸の商家や吉原の楼主の寮が多い...
吉川英治 「大岡越前」
...それを色街の姐(ねえ)さん芸者だの料理屋の楼主が惚々(ほれぼれ)と見ては噂して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...楼主と、その客をこれへ出せっ」とうとう、楼主も来て謝っている様子であったが、「詫言(わびごと)だけで済むことではない...
吉川英治 「旗岡巡査」
...楼主には後より糺明(きゅうめい)を申しつけるが取り敢(あえ)ず...
吉川英治 「旗岡巡査」
...金瓶大黒の楼主の大黒屋金兵衛の世話で...
吉川英治 「松のや露八」
...既に医者から楼主へ...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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