...『国民之友』には八面楼主人(湖処子)が居て...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...楼主と特別の約束で...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...併し私娼であっても多くは矢張り公娼同様人身の奴隷的売買の(より経済的な)形態を採りつつあるし(だから楼主自らが廃娼を希望するという逆現象も生じることが出来る)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...例えば洲崎の百三十の楼主達は警視庁にその嘆願運動をしたと云われている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...私は議員達の大半が楼主達に買収されたとは到底考え得ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼と同腹一体の苦談楼主人は縦横策を画して風雪を煽ぐに日も維れ足らざるに非ずや彼は巧みに現れんが為に巧みに隠れたるのみ彼は遅鈍なる如くにして反つて巧遅に容易に放たず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この上はただ御楼主様(ごないしょさま)の御養育の御恩を...
夢野久作 「名娼満月」
...江戸の商家や吉原の楼主の寮が多い...
吉川英治 「大岡越前」
...先の楼主(だんな)に...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...楼主と、その客をこれへ出せっ」とうとう、楼主も来て謝っている様子であったが、「詫言(わびごと)だけで済むことではない...
吉川英治 「旗岡巡査」
...営利をむさぼる楼主の不謹慎はなおもってゆるし難い...
吉川英治 「旗岡巡査」
...楼主には後より糺明(きゅうめい)を申しつけるが取り敢(あえ)ず...
吉川英治 「旗岡巡査」
...楼主は、蒼(あお)くなって、(……誰じゃ一体)やりてに囁(ささや)くと、誰かが、(八っさんで)と、低声(こごえ)にいう...
吉川英治 「旗岡巡査」
...楼主の飼っていた鶯らしい...
吉川英治 「松のや露八」
...楼主の表名前であって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...女の方は楼主へ引き渡されたものだった...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...とんだ御損害で……』楼主に対して挨拶をする...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...御気の毒で』と楼主に対して繰り返してる...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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