...千住(せんじゅ)の万字楼(まんじろう)という家へ登(あが)って花香(はなか)という女を買って遊びました...
海野十三 「白蛇の死」
...そこで一般のお客は特に藤村や栄太楼に行かなくても...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...会者、鳴雪、碧童、癖三酔、不喚楼、雉子郎(きじろう)、碧梧桐、水巴(すいは)、松浜(しょうひん)、一転等...
高浜虚子 「五百句」
...みるみるうちに楼閣も倉庫も...
田中貢太郎 「続黄梁」
...楼閣の建ち並んでいる処があった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...九つの歳(とし)父母に従うて東海道を下りし時こゝの水楼に魚(はや)の塩焼の骨と肉とが面白く離るゝを面白がりし事など思い出してはこの頃の吾なつかしく...
寺田寅彦 「東上記」
...五歳の少年が「昨日は紅楼に爛酔するの人」といっているに至っては...
永井荷風 「夏の町」
...自ら城楼に登って叛軍に呼び掛け...
中島敦 「盈虚」
...いまは白玉楼中(はくぎょくろうちゅう)に...
長谷川時雨 「九条武子」
...長い窓の列を見せた僧院(クロアートル)と鐘楼のついた聖堂...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...山水楼は一流とは言ひがたい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...堀井と四海楼の安支那料理食ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...弟の近江俊郎に渡したのが「金語楼の成金王」...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...金語楼は、本望と言ってもいゝほど...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...五明楼玉輔(たますけ)...
森鴎外 「細木香以」
...叡山の堂塔伽藍(どうとうがらん)から坊舎楼門(ぼうしゃろうもん)のすべてと山王七社までを一夜に焼き払ったという信長が――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...船楼(せんろう)をつつむ軍幕(とばり)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...こちらへ」と泉楼(せんろう)の一客室へみちびき上げた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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