...小さな鐘楼のある隠者の堂が其の木の生え茂つた枝の中程に聳えてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...楼下の左右には金剛力士の像が立っている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...金瓶楼のお神はどこかへ行って...
徳田秋声 「挿話」
...併し私娼であっても多くは矢張り公娼同様人身の奴隷的売買の(より経済的な)形態を採りつつあるし(だから楼主自らが廃娼を希望するという逆現象も生じることが出来る)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...例えば洲崎の百三十の楼主達は警視庁にその嘆願運動をしたと云われている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...このごろ谷津の斜面(なぞえ)にあるお邸の高楼(たかどの)に...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...選抜の比例を申候(もうしそうら)はんに十分の一以上の比例を取り候は格堂(かくどう)寒楼(かんろう)ら諸氏の作に候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...派手やかな摩天楼などいうものはもちろん日本にはない...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...幕を切て落すと花の釣枝と霞幕とに装はれたる朱塗の楼門見事にて...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...俺あ大八楼の女(あま)じゃねえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...どうしてそんな世捨て人の心にこんな望みの楼閣が建てられたのであろうと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...携酒誰家楼...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...望楼守(手に箱を持ち...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...やがて望楼を降りてゆきますと...
吉川英治 「江戸三国志」
...とくに楼主の情で...
吉川英治 「紅梅の客」
...右の高楼を金鳳台という...
吉川英治 「三国志」
...楼門の殿閣(でんかく)の大廂(おおびさし)とは...
吉川英治 「新書太閤記」
...」摩天楼(まてんろう)の鏡の面からつやぶきんをとるために...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
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