...この潮流に棹(さお)さして極端に西洋臭い言文一致の文体を創(はじ)めたのが忽(たちま)ち人気を沸騰して...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...直ちに他の極端に走つて...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...彼はそれがどんな極端に――狂気にさえ――みちびくか見当がつかないであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...私は極端に糠味噌(ぬかみそ)くさい生活をしているので...
太宰治 「風の便り」
...しかしその半面の随伴現象としていわゆる骨董趣味を邪道視し極端に排斥し...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...所謂観念論――吾々はこの言葉の下に極端に相反した様々の場合をすら包括することが出来るが――と呼ばれる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...極端に形容すれば...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...少し極端にいえば...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...凄慘などの極端に誇張された存在でない事は...
南部修太郎 「自分の變態心理的經驗」
...こういう家の風習として極端にいやがり...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...それからあの部屋が極端に荒されてあつたと云ふ事や...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...旧新共にこれを極端に現された人のように思う...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかしより穏かな極端に対する好みをもって...
三木清 「人生論ノート」
...極端にみすぼらしい姿と...
三好十郎 「その人を知らず」
...最も極端に発揮していることになるのである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...特に米軍の進駐で極端に切りキザまれた横浜だけに...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...敵を極端にまで圧迫せず...
和辻哲郎 「鎖国」
...この点はアステークの武力による強圧的な統治と極端に異っているのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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