...極端に走るのが良くない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...純潔と見えるほど極端に淫蕩だった...
有島武郎 「或る女」
...生命を極端に重んずるから...
伊藤左千夫 「浜菊」
...それでも家人が極端に独り歩きを禁じるのは少し行き過ぎのやうに思つて居る...
高浜虚子 「椿子物語」
...この自の方を極端に押しつめて行つた人だ...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...これが極端になった場合...
戸坂潤 「技術の哲学」
...だがこのセンセーショナリズムがより極端に徹底されると...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...必ずしも極端に徹底しているとは云えない...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...極端に貧窮であるというほかには...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...極端に流れたる近世の芸術観を以てするより外はない...
永井荷風 「妾宅」
...しかも彼ら西洋人が百年もかかってようやく到着し得た分化の極端に...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...余は日高君よりは一歩極端に走って...
夏目漱石 「コンラッドの描きたる自然について」
...それが極端にまで行われる場合には生産に対し致命的なものとなる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...或は極端にいふならば...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...もつと極端にいへばかんさんは不時に金の遣り繰りが出來ると...
室生犀星 「渚」
...たいていはみな極端に質素な生活であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...極端に皮肉に見れば...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...飽(あ)くまで禁慾的な――難行苦行主義な――自力聖道(しょうどう)の道を極端にまでやかましくいっていたが...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索