...極楽鳥って、とてもきれいな鳥でしょう?...
...極楽鳥の羽根は、とても鮮やかな色をしています...
...私は一度も極楽鳥を見たことがありません...
...熱帯の島には、極楽鳥が生息しているそうです...
...極楽鳥のように美しい羽根を持ちたいと思ったことがあります...
...極楽鳥(ごくらくちょう)の囀(さえず)ったりする...
芥川龍之介 「桃太郎」
...極楽鳥(ごくらくちょう)の囀(さえず)る楽土ではない...
芥川龍之介 「桃太郎」
...極楽鳥(ごくらくちょう)の標本(ひょうほん)だの...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...しかるにまた、献身、謙譲、義侠のふうをてらい、鳳凰(ほうおう)、極楽鳥の秀抜、華麗を装わむとするの情、この市に住むものたちより激しきはないのである...
太宰治 「もの思う葦」
...「お! 紅鶴もいるぞ!」そして極楽鳥も!鸚鵡(おうむ)も鸚哥(いんこ)も! しかも我々の攀(よ)じている径の両側を掩(おお)うた橄欖樹の間々には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...早いころ脱船し、コロンビヤ河を泳ぎ渡って北米へ密入国したシヤッコ船の運転士で、紐育(ニューヨーク)を食いつめると南海廻りのトランパー(不定期貨物船)の船長になり、象牙棕櫚と白檀の運送をやった後、トレース海峡からガラパゴス諸島、フィジー諸島、ニュウ・ギニアと南太平洋を股にかけ、銃器密売、コプラ、甘蔗、海鼠、瑁(たいまい)、極楽鳥...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...恋をする心は獅子の猛なるも極楽鳥のめでたきも飼ふあらゆる恋がさうであらうとは思はれない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...極楽鳥のめでたきとは うたたねの夢路に人の逢ひにこし蓮歩のあとを思ふ雨かな であり 春の磯恋しき人の網もれし小鯛かくれて潮けぶりしぬ であり 来鳴かぬを小雨降る日は鶯も玉手さしかへ寝るやと思ふ であり 恋人の逢ふが短き夜となりぬ茴香の花橘の花 である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一番大きくて美しいのは極楽鳥です...
三浦環 「お蝶夫人」
...そうするとこの島の中に照る太陽も、唄う鸚鵡(おうむ)も、舞う極楽鳥も、玉虫も、蛾も、ヤシも、パイナプルも、花の色も、草の芳香(かおり)も、海も、雲も、風も、虹も、みんなアヤ子の、まぶしい姿や、息苦しい肌の香(か)とゴッチャになって、グルグルグルグルと渦巻き輝やきながら、四方八方から私を包み殺そうとして、襲いかかって来るように思われるのです...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...極楽鳥の姿するわたしを夢に見てゐるか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...極楽鳥と云ふ類(るゐ)の美しい鳥が※帯に棲んで居るのも不思議でない気がする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...横に高価な極楽鳥の羽を附けた物や...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...白孔雀(しろくじゃく)や極楽鳥(ごくらくちょう)の羽根を飾って...
吉川英治 「三国志」
...2極楽鳥(パラダイツ)の飾りをつけたフェルトの流行とは正反対のグランとツバの拡い帽子を目深(まぶか)にした身装(いでたち)...
吉行エイスケ 「戦争のファンタジイ」
便利!手書き漢字入力検索