...去年の極月(ごくげつ)十五日に...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...極月(ごくげつ)の十一日...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...『をけら詣』は、極月大晦日の夜、京都八坂神社に、元朝の齋火を貰ひに參詣するものが、道の摺違ひに互ひに見ず知らずの男女に、口を極めて惡態を吐き合ふ事實を辨へた上でないと、何を歌つたのか一寸見當がつき兼ねませう...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...極月は年始の飾物を商ふ...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...北米ノ天ハ寒威猛烈ナル極月ノ...
中里介山 「大菩薩峠」
...今此の極月の末といふに開店して初荷の賣出しを樂まうといふ手筈で店の方は大抵極りもついたし...
長塚節 「商機」
...(昭和九年極月半ば西風をきつつ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...極月の二十八日に江戸へ帰りつきけり...
久生十蘭 「玉取物語」
...今日は一年のドンじりという極月(ごくげつ)の卅一日...
久生十蘭 「魔都」
...寛永十七年極月主膳獨り座敷に在るに禿一人現じ...
南方熊楠 「人柱の話」
...「極月(ごくげつ)末までかゝり申候」と云つてあるから...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...去年の極月(ごくげつ)はじめでございましたか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...もっと叱って下さいまし』六年暮(くれ)に押迫った極月の二十七日頃...
吉川英治 「山浦清麿」
...極月の二十七日の晩...
吉川英治 「山浦清麿」
便利!手書き漢字入力検索