...問『そう言った人格は、到底現代に求め難いと思うが……』万事は忍耐――それは少ない、極めて少ない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...考証家の極めて少ない...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...豆腐売りでさえこの裏路へ来る事は極めて少ないのである...
高浜虚子 「子規居士と余」
...与えられた知識を覚えるだけではその効は極めて少ない...
寺田寅彦 「研究的態度の養成」
...極めて少ない例外(例えば整数論)などを除いては...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...こうしたジャーナリストは併しその数が極めて少ないのであるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...引用というものを利用することが極めて少ないという事である...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...知能分子の内にも極めて少ない...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...極めて少ないものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...世の中でもこれらの人の態度いかんでその研究を買ったり買わなかったりする事も極めて少ないには違ないけれども...
夏目漱石 「道楽と職業」
...しかし今日になっては死を嫌うがために煩悶することは極めて少ないので...
正岡子規 「病牀苦語」
...こんな例は極めて少ない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...少数の作で美しいものは極めて少ない...
柳宗悦 「工藝の道」
...その結果が貧弱でなかった場合は極めて少ない...
柳宗悦 「工藝の道」
...しかしこの特色ある石屋根に付て注意した人は極めて少ないと見える...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...信じて事を計りうる者は極めて少ない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...山水は極めて少ない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...さうした足に合ふ樣に小さな草鞋が田舍には極めて少ないだけに(都會には大小殆んど無くなつてゐるし)一層さうして捨て惜しむのかも知れない...
若山牧水 「樹木とその葉」
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