...極めて通俗な用い方としては...
海野十三 「発明小僧」
...見るから荒涼を極めて...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...殆んど総ての概念がそうであるが(例えば感覚は心理学的に云えば一つの単純な心的要素に過ぎないが日常的には認識・判別・批評的判断・性格的能力・などの極めて複雑な力を意味する――センス)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...恐らく最近では極めて納入不良な市町村税であったろうから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ブルジョア社会科学論の上では極めて大切な古典の一つであることは能く知られている...
戸坂潤 「読書法」
...極めて大衆的内容であるにも拘らず甚だ水準が高いということだ(コム・アカデミー文学部編)...
戸坂潤 「読書法」
...極めて困難な問題となる...
豊島与志雄 「生活について」
...受ける責任は極めて大きいものであった...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...歩き振りの極めてスマートな婦人が...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...昭和二十二年九月六日牧野富太郎森戸文部大臣御中その後間もなく同大臣から極めて御丁寧な御返書を頂きました...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...極めて自然にこう答えられた...
正岡容 「寄席」
...極めて老成なる句となすような事がないでもない...
正岡子規 「病牀苦語」
...極めて異るものであると信ずべき有力な理由があることは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これがために日本の数学史が欧米の学界に紹介される上に極めて好都合であったのは...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...また極めて真剣なものであるから...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...有平糖の綺麗さで飾り立てた極めて感傷的なものにしてしまつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...どんな人も極めて幼穉(ようち)な生活より出来ないでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...光秀はあらかじめ思い極めていることを即座に行わなければなるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
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