...第一に其鼻下の八字髯(はちじぜん)が極めて光沢が無い...
石川啄木 「雲は天才である」
...出血は極めて瞬間的に多量だったものと見える...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...しかもその手段の複雑巧妙を極めていたこと...
江戸川乱歩 「鬼」
...口を極めて現場の惨状を訴えるに従って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...X君在りし日と同じように極めて柔和な面持に還っていた...
辰野隆 「感傷主義」
...また極めて私の本性に適合しているので...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...当時の輪講会は人数が少なくてそれだけに却(かえ)って極めてインチームなものであり...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...実は極めて原生的な形の常識なのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...敵の動静に対しては極めて敏感なる武術の修養を持っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...極めて無事でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これの行動は極めておだやかでありますけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...極めて重要なものであったことは...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...極めて簡単なものの考え方かもしれないが...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...豊醇優麗(ほうじゅんゆうれい)を極めるのがモーツァルトの音楽の特色であると言ってもよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...極めつけのおせんの駕訴で手に汗を握らせやしたしなあ」「オイ今度の伯山もなかなかいいじゃねえか...
正岡容 「寄席」
...そして口を極めて...
吉川英治 「平の将門」
...地代及び利潤に関する研究において極めて重要な区別である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...極めて盛大にさまざまの行事が行われた...
和辻哲郎 「鎖国」
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