...熱の爲めに蒸し燒と爲れる状實に慘鼻を極めたり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...極めて簡単な記事文や論説を言文一致で試みた者もあった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...最小限度の英語の基礎的知識を授けるに極めて便利である...
高田力 「ベーシック英語」
...この点は極めて明かで...
戸坂潤 「辞典」
...それから伯は極めて潔癖で...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...清朝の乾隆嘉慶の時代は考據の學が全盛を極めた時であつて...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...六十五覆面の覆面たることは同じですが、少女に言わせたこの覆面の女の参詣客は、玄関に立って、寺役に向っての特別の申入れの次第はこうでした、「恐れ入りますが、御殿を拝見させていただきたい」おりから、近き日数のうちに行わるべき秋季の法要と、宝物展看の準備のために忙がしかった寺役は、極めて寛大に、「どうぞ、ゆるゆる御自由にごらんくださいませ」拝観料何程と徴収もしない代り、特に誰かが附添って、説明と監視とに当るという設備もなく、その身そのままで、自由なる室内の拝観を許されたのでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...主従は極めてつつましやかな旅をいたしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...声明の奥義を極めんとならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...この袴もまた腹部が出張って居る為に裾が引きずれがちで立居ふるまい殊に階子段登りなどには不便を極める...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...地上で沃化銀をまくという極めて金のかからぬ実験である...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...愈々豫定の下り場所に違ひないと見極めた...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...さう極めて御座んすの...
樋口一葉 「たけくらべ」
...川を渡るときの観念に極めて密接に結びついている...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...極めてちっぽけな生徒までが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...数多くできる民藝品の隆盛が極めて重要な意味を齎(もたら)すわけです...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...口を極めて罵(ののし)るだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...極めて平滑な川床の岩の上を...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??