...奇怪を極めたのは...
海野十三 「火葬国風景」
...寄手(よせて)の極く少数の人々と...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...私はまた私の極楽を感じた...
種田山頭火 「其中日記」
...至極簡短であったが...
徳田秋声 「爛」
...――その極端な場合は直観性を全く欠いた形式主義的範疇ともなる――...
戸坂潤 「技術の哲学」
...極めて冷淡であったことは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...常に慇懃(いんぎん)を極めた態度をとっている...
中島敦 「牛人」
...その大部分のものは極めて自然に忠実な観察と思われるものが多い...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...「お前は俵屋の金之助と馬が合ふやうだな」「それほどでもありませんがね」平次の調子が至極眞面目なので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も至極な理窟をつけて...
林芙美子 「浮雲」
...確に死んでる! そしてもう臭くなってるんだぜ」「馬鹿野郎! 酔っ払ってへど吐きゃ、臭いに極ってら...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...儒者が地獄極楽の仏説を証拠なきものなりとて排撃しながら...
福沢諭吉 「物理学の要用」
...おまけに彼女の動作は極めて不しだらであつて...
牧野信一 「早春のひところ」
...それで父の兄は極く秘密に女を殺したんですね...
松永延造 「職工と微笑」
...マルサスの論述の仕方において極めて特徴的なことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...(短い間)仙太 (依然としてお妙からはズッと離れた土間に立ったまま極く無表情な姿のまま)……お妙さん...
三好十郎 「斬られの仙太」
...考えを極めていたらしいのである...
吉川英治 「源頼朝」
...地代及び利潤に関する研究において極めて重要な区別である...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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