...オフィリヤの失態に極度に恐縮してみたり...
太宰治 「新ハムレット」
...様々な云わば至極虫の好い「倫理法則」を申し合わせて設定したものである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...単に政治という観念が明らかでなく曖昧極まるものとされているばかりでなく...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「このかたの至極珍しい論文の話をしておるところでございます」司書の僧ヨシフがイワン・フョードロヴィッチを指しながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...極端に痩せ細った男で...
豊島与志雄 「囚われ人」
...獰猛の極であった...
直木三十五 「南国太平記」
...すべての様子が極めて御質素で...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...主水等を極刑に行えと明成に命じた...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...少年の時から今に至るまでチャンと説は極(き)めてありながら...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...どうしたが好いといふ思案を極めようと思ひました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...恋愛に面し、人によって、そとから、人生の明るい半面のみを感じ得る者、又消極のみを感じ得る者、消極を先ず見、後、そこを通して奇異な光明を認める者、等の差、類があるのではあるまいか...
宮本百合子 「有島武郎の死によせて」
...実際は極めて微小な前震の感覚によるものと思われるのである...
武者金吉 「地震なまず」
...その向側の壁に塗込んである極めて旧式の小型金庫が発見された事であった...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...極度にタタキ付けられた選手のように...
夢野久作 「白菊」
...極めて軽い意味で前者は本人の意志を表明し...
夢野久作 「鼻の表現」
...しかも極めて悠々と...
吉川英治 「新書太閤記」
...弦之丞を逃がしたとは不都合至極(しごく)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...私は極めて正常な勤労と休養の生活を送ったのだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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