...極めて普通に見るところであるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...皆無言で、そして、泥汁(どろ)を撥ね上げぬ様に、極めて静々と、一足毎に気を配つて歩いて居るのだ...
石川啄木 「葬列」
...宇多天皇の女御(にょうご)に上って京極御息所(きょうごくみやすどころ)と云われた女子があったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...引っ越し先が極(き)まるまでには上京させる」と...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...極めて明證的な諸論證として提出することを敢へて致し得るやうな仕方で...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...俳句季題の中で今日の意味での天文に關するものは月とか星月夜とか銀河とかいふ種類のものが極めて少數にあるだけで...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...極めて大衆的内容であるにも拘らず甚だ水準が高いということだ(コム・アカデミー文学部編)...
戸坂潤 「読書法」
...昨年の春「極地関係の研究をしたい人は...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...物騒の極(きょく)子規はとうとう骨になった...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...町はずれの岡の中腹にある家で至極閑静(かんせい)だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...聞いたって明瞭な答弁は得られぬに極(き)まっているから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...平次の想像は極めて活発に飛躍します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...極(きわ)めて抽象的な観念(イデヤ)もあるし...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...此又果而空爆の厄を免れたかどうか路傍西側にいかにも古風に彫りの深い「極楽水」なる石標があつた...
正岡容 「巣鴨菊」
...それが一度成立した場合にこれを極めて急速に破壊してしまうと同一の自然的な原因が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...此篇を嫉視する積極の言である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...最初は極く簡単なものだったのです...
夢野久作 「二重心臓」
...あの怖るべき太極刀の必殺をどうして遁れたか...
吉川英治 「剣難女難」
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