...松崎牧師としては不似合極まると心の顏をしかめながら思つた...
有島武郎 「半日」
...その極み国家の独立を失うに至りてやむよりほかなし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...極度の恐怖に気が変になりかけているのに違いなかった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...これだけあれば車掌たちの執(と)るべき手段は至極(しごく)明瞭(めいりょう)だった...
海野十三 「キド効果」
...日本の老若男女すべてが死ぬ覚悟を極(きわ)めた...
太宰治 「十五年間」
...このモンタージュの芸術を極度に進歩させたものであるとも考えられるのである...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...至極冷静な――一定の色調はあるが――報道機関をその理想としているかのように見える...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...積極的な方面の感情は...
豊島与志雄 「常識」
...北極をすてゝ俄かに南極へ向つたのでありました...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...巴里のBing(ビング)は美麗なる月刊雑誌 Japon Artistique(『日本の美術』)を編輯(へんしゅう)しよく原画の趣を伝へたる精巧なる挿画とまた英仏独三国語の解説とによりて極力日本趣味の普及に勉(つと)めたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...不愛想(ぶあいそう)極(きわ)まる面付(かおつき)をしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...その極限に近づくと...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...その犠牲となったものは常に悪虐極まりない人物であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...農法は極めて簡単であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...友禅縮緬(ちりめん)の真赤(まつか)な襦袢一枚にこてこてとした厚化粧と花簪(はなかんざし)に奇怪至極の装飾を凝(こら)し...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...なぜならばみな悲壮極まる顔つきして...
吉川英治 「黒田如水」
...「西(東)南極」という命名は「南極の西(東)半球部分」という意味でつけられています...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...仮面に精髄を抜き去ったる肉骸を覆うてごまかさんとするは醜の極みである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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