...カヤックには楫子が必要です...
...楫子を握る手が痺れてしまいました...
...今日は漕ぎ手が不足しているため、楫子を持ってくれませんか?...
...楫子を握る手の動きがぎこちないです...
...楫子を水につけると、船が進む力が増します...
...その老婦人は矢島楫子(やじまかぢこ)女史か何かの子分ならん...
芥川龍之介 「雑筆」
...九十の老齢で今なお病を養いつつ女の頭領として仰がれる矢島楫子刀自(やじまかじことじ)を初め今は疾(とっ)くに鬼籍に入った木村鐙子(とうこ)夫人や中島湘烟(なかじましょうえん)夫人は皆当時に崛起(くっき)した...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...矯風会から潮田のほかに、会頭の矢島楫子、朽木男爵夫人、それに島田三郎夫人と毎日新聞の婦人記者松本英子を加えて五人、正造自身が案内に立った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...当夜は矢島楫子の司会で潮田千勢子のほかに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...会則が発表されて、会長は潮田千勢子、発起人は朽木よし子、山脇房子、矢島楫子、松本英子、木脇その子、木下操子、三輪田真佐子、島田信子という顔ぶれであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...林歌子や矢島楫子(かぢこ)などのお婆さんが棒頭(ぼうがしら)になつて...
薄田泣菫 「茶話」
...私は宮崎湖處子、金子馬治、野々村戒三等の早稲田派は申すまでもないが、矢島楫子女史、大関和子、三谷民子女史とも相識り、また基督(キリスト)教界の元老押川方義、植村正久、内村鑑三、松村介石、本田庸一、小崎弘道、服部綾雄等の諸先生にも教えを受ける機会を得た...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...私はここへも教会の縁故で矢島楫子女史からそのお弟子の藤村頴子女史に紹介をもらって行ったのであった...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...今は誰れにも知られている矢島楫子(かじこ)刀自であったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一九二〇年(大正九年)矯風会の矢島楫子さんが九十歳の高齢で...
三浦環 「お蝶夫人」
...矢島楫子(かぢこ)女史が主宰のこの會では...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索