...早く楫取って、川下りを楽しもう!...
...彼らは一斉に楫取りを始めた...
...楫取りの競技を見に行こうと思っている...
...川で料理をするために、楫取りをして素敵な場所を探した...
...楫取りが上手な人は、川下りのスピードを早めることができる...
......
伊藤左千夫 「紅葉」
...この間に立って調停する楫取役(かじとりやく)を勤めたのは池辺三山であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...楫取多き船に乘り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人界の王の孰れをか君はかく迄*懲らしゝや? かくも譽を奪へりや?禍害の運にこゝに來し楫取多き船の上...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...松陰の友人にして維新の遺老(いろう)たる楫取(かとり)男爵...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...水主(かこ)も楫取(かじとり)もその高波の下を潜って...
中里介山 「大菩薩峠」
...がやがや騒ぐ水手(かこ)楫取(かじとり)どもをおさえた船頭が...
中里介山 「大菩薩峠」
...楫取(かんどり)のすべての面を頭に浮べたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...さっきからジッとその船を眺めていた楫取(かじとり)の八右衛門...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...楫場の下の艫ノ間は二間に仕切られて楫取と水夫の寝框がある...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...楫取の藤介や水夫頭の庄兵衛までが同意し...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...おぬしらは、船頭の眼を眩まして淦水間(あかま)へもぐりこむほど博打が好きなのだから、これで思うさま遊ぶがいい」銭箱の底を叩いて金を分けにかかると、楫取の藤介が、「やめてくれえ...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...楫取(かじとり)...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...潮の流れに乗っているように思うが」甚八という楫取(かじとり)が左太夫のそばに立ってそういった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...それを力(ちから)に便(たよ)り船(ぶね)を待てというこの御顕示(ごけんじ)がわからぬのか」楫取(かじとり)の甚八が詰まらなそうな顔でいった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...十三年(九年目)はさる事なく終ったが、十四年(十年目)は、年のはじめから三月のあいだ一滴も雨が降らず、春の終りまでにつぎつぎ五人死に、左太夫、楫取の甚八、水夫の仁一郎、おなじく平三郎の四人だけになったが、船頭の左太夫も追々弱ってきて、秋口から病(わずら)いつき、岩穴の前の岩壁に背をもたせてぼんやりと畑をながめているようになった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...楫取魚彦(かとりなひこ)は万葉を模したる歌を多く詠みいでたれど...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...楫取魚彦(かとりなひこ)は『万葉』を模したる歌を多く詠みいでたれど...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
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