...清楚(せいそ)甚だ愛すべきものあり...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...楚(すわえ)の先に蛇(ながむし)の死骸(しがい)をひっかけた...
芥川龍之介 「偸盗」
...楚の公子の来り弔するや...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...要するにたゞ清楚な木材と清楚な壁とを以て一つの凹んだ空間を仕切り...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...楚々として純白な美しさ...
種田山頭火 「旅日記」
...すべてが清楚な感じを与えた...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...其外注に本文とをし並べてことの外大切にする注ありとて王弼老子注、郭象莊子注、張湛列子注、道元水經注、裴松之三國志注、劉義慶世説注、李善文選注、王逸楚辭注、高誘呂氏春秋注、王肅家語注、韋昭國語注を擧げ、皆本文と光を爭ふといひしなども、近世支那學者と同じ程度の識見を有せりといふべし...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...當時楚の國の如き夷狄の盛になつたものに對して膺懲の意を寓したものであるから...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...門巷蕭条夜色悲 〔門巷(もんこう)は蕭条(しょうじょう)として夜色(やしょく)悲しく声在月前枝(きゅうりゅう)の声(こえ)は月前(げつぜん)の枝(えだ)に在(あ)り誰憐孤帳寒檠下 誰か憐(あわれ)まん孤帳(こちょう)の寒檠(かんけい)の下(もと)に白髪遺臣読楚辞白髪(はくはつ)の遺臣(いしん)の楚辞(そじ)を読(よ)めるを〕といった絶句の如きは今なお牢記(ろうき)して忘れぬものである...
永井荷風 「西瓜」
...はじめから楚の将士の好奇の眼の的になった...
中島敦 「妖氛録」
...楚(そ)の屈原(くつげん)の憂憤(うっぷん)を叙して...
中島敦 「李陵」
...清楚のほかを希(ねが)はず...
中原中也 「山羊の歌」
...独リ柳北ヲシテ再度楚囚ノ惨味ヲ喫セシメシ而已ナラズ...
成島柳北 「祭活字子文」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...管仲(くわんちう)因(よ)つて楚(そ)を伐(う)ち...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...四面楚歌(しめんそか)の潮の中だった...
吉川英治 「私本太平記」
...四面楚歌――そんな妙な形容詞が...
蘭郁二郎 「幻聴」
...楚の政治家がいかに孔子を理解していなかったかを示すものではなかろうか...
和辻哲郎 「孔子」
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