...羽根楊子はその後にゐた丈艸の手へわたされた...
芥川龍之介 「枯野抄」
...羽根楊子を元の湯呑へ返すと...
芥川龍之介 「枯野抄」
...妻楊子(つまようじ)の先をソッと差し入れた...
海野十三 「蠅」
...○洞庭湖(とうていこ)○赤壁(せきへき)○潯陽江(じんやうこう)○楊子江(やうしこう)の四大江(こう)に通(つう)じて江南(こうなん)を流湎(ながれめぐ)りて東海に入る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...「これはハミガキに楊子に...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...母が眼の悪いのもいとわず竹楊子の内職をしてるのも...
豊島与志雄 「黒点」
...いつも楊子を持ってたためしがないじゃないか...
豊島与志雄 「慾」
...佛書の中天台と慈恩と一行とは別に一格ある用意の書なり此の三書は尤も大事なり一行の書は易老子の如し慈恩の文は楊子法言太玄經の如し天台の書に又一格あり此の三書の格は甚深の口傳あるべし唯授一人の祕法なり筆示すべからず云々とあるは是れ其の獨得を言明せる者なり...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...妻楊子(つまようじ)を両側に四本ずつさしたような始末である...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...裾を少し摘(つま)み上げ乍ら片手の妻楊子(つまようじ)で歯をせせっている図は...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...小楊子(こようじ)の小々太い位なのではあるが...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...歯みがき楊子(ようじ)をくわえながら相談した...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...*76武士は食わねど高楊子(たかようじ)...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...あなたの襟にさした爪楊子(つまようじ)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「さるや」の楊子(ようじ)...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...歯磨楊子を啣え窓から通りを見降ろす眼に日光が強く射した...
横光利一 「旅愁」
...楊子江を知らない私には初めて海のやうな大河を目にするのであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ふさ楊子(ようじ)をくわえて真っ赤にゆだりながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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