...この頃じゃ北町(桐楊塾)へも寄り着かないんですって...
泉鏡花 「婦系図」
...格太郎がお膳の前で楊枝(ようじ)を使っている処(ところ)へ...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...○洞庭(とうてい)○赤壁(せきへき)○潯陽(じんやう)○楊子(やうし)の海の如き四大江(だいこう)を蕩漾周流(たうやうしうりう)して朽沈(くちしづま)ず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...つゞいては目ざましきものにいつも引合に出される唐土の楊貴妃の話などがつぎつぎに出て行つた...
田山花袋 「道綱の母」
...そして私が楊枝を啣へて浴室に入つてゐる間にお秋さんはちやんと床を上げ...
近松秋江 「箱根の山々」
...爪楊枝で歯をほじくりながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...明の中頃に楊愼がこの二書を比較して...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...この樹下に楊枝店(ようじみせ)柳屋(やなぎや)あり...
永井荷風 「日和下駄」
...楊枝(ようじ)で重箱の隅をほじくるようになるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...賜りし牡丹に代りもの云はん長安の貴女人を怨まず天下無双の容色を誇り帝寵を一身に集むる楊貴妃のやうな女に人を怨むといふことはない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二列の白楊の並木がある...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...白楊(はくやう)やマロニエの冬木立(こだち)に交つて最(も)う芽立(めだち)の用意に梢の赤ばんで居る木もあつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...楊阜は床に伏して拝哭(はいこく)した...
吉川英治 「三国志」
...楊鋒の五人息子やその一族が...
吉川英治 「三国志」
...もう一度の勝負をご覧願わしゅう存じまする」「楊志...
吉川英治 「新・水滸伝」
...逃げていくのは、楊志だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...楊雄は怒るにも怒れぬように...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして長恨歌(ちょうごんか)にうたわれた楊貴妃(ようきひ)と漢王との恋など...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索