...かの楊太真(やうたいしん)と何(いづ)れぞや...
芥川龍之介 「骨董羹」
...一軒の低い建物にはウイン博覧会から持って来た歯磨楊子...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのうちに士誠が降り楊参政の軍が潰滅した...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...そして大きな褄楊枝(つまようじ)で草色をした牛皮(ぎゅうひ)を食べていると...
徳田秋声 「挿話」
...白楊(はくやう)...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...楊守敬の史略攻撃もこの傾きがあると思はれる...
内藤湖南 「支那目録學」
...楊弓の技に優れた人だったら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その證據は楊弓の矢には金蒔繪(きんまきゑ)で一々私の名が『岡三』と描いてあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがて母は、歯磨粉、楊枝(ようじ)、温湯入れしコツプ、小きブリキの金盥(かなだらい)など持ち来りて枕元に置く...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...明の永楽十五年に成った『神僧伝』九にいわく、嘉(か)州の僧、常羅漢は異人で、好んで人に勧めて羅漢斎を設けしめたからこの名を得、楊氏の婆、鶏を好み食い、幾千万殺したか知れず、死後家人が道士を招いて祭(しょうさい)する所へこの僧来り、婆の子に向い、われ汝のために懺悔してやろうという...
南方熊楠 「十二支考」
...柳や白楊や樫の林下の地中また時として耕地にも産す...
南方熊楠 「十二支考」
...太尉楊彪(ようひょう)は...
吉川英治 「三国志」
...両虎(りょうこ)競食(きょうしょく)の計(けい)一楊奉(ようほう)の部下が...
吉川英治 「三国志」
...総司令の張衛(ちょうえい)は、いち早く、南鄭(なんてい)(陝西省(せんせいしょう)・漢中の一部)へ逃げ落ちてしまい、楊昂は、後方の火の手に愕いて、追撃を止め、あわてて引っ返してくるとその途中、「待っていた」とばかり穏れていた許の手勢に捕捉されて、完膚(かんぷ)なきまでに粉砕され、楊昂自身も、敢なく屍(かばね)を野にさらしてしまった...
吉川英治 「三国志」
...なぜというに、楊修の才には、曹操もほとほと感心しながら、余りに、自分の意中をよく読み知るので、その感嘆もいつか妬みに似た忌避(きひ)となり、遂には彼の才能にうるさいような気持を抱くようになっていたからである...
吉川英治 「三国志」
...……だんだん伺ってみれば、貴公とは、以前の同僚のようなものだが、もしや御辺(ごへん)は、あだ名を“青面獣(せいめんじゅう)”と呼ばれていた楊志(ようし)殿ではないのか」「おお、いかにも手前はその、青面獣楊志だが、林師範ともいわれたお方が、どうしてかかるところに居られるのか」「ま...
吉川英治 「新・水滸伝」
...とたんに、店の中は人間でいっぱいになり、戴宗、楊林の二人は、そのドヤドヤ紛(まぎ)れに、風の如く外へ出て行ってしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もひとりは錦豹子(きんびょうし)の楊林(ようりん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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