...楊は余りに事が意外なので...
芥川龍之介 「女体」
...こいねがわくば楊(ヤン)大先生の降魔征神の大科学力をもって...
海野十三 「軍用鮫」
...彼女たちはきまつて小楊枝(こやうじ)で歯をせせり...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...極めて落著き払ってやはり爪楊枝を使いながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...何の某(たれがし)と言う楊弓の名人でもなければ――」「一応尤もだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小型の黄楊(つげ)の梳(す)き櫛(ぐし)を一つ出して見せました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いきなりそんな汚ねえ話なんかしやがつて」平次は妻楊枝(つまやうじ)ををポイと捨てて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを妻楊枝にしながら...
林芙美子 「下町」
...はらりと下(さが)る前髮(まへがみ)の毛(け)を黄楊(つげ)の櫛(びんぐし)にちやつと掻(か)きあげて...
樋口一葉 「たけくらべ」
...楊枝(ようじ)などを掴挿(つかみざ)しにした筆立一個に...
二葉亭四迷 「浮雲」
...楊庵は肥胖漢(ひはんかん)で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...駕二人酔夢一上二楊州一の詩あり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...楊秋は一書をたずさえて...
吉川英治 「三国志」
...失礼ながら其許(そこもと)は?」「丞相府の主簿(しゅぼ)です」「名門楊家は...
吉川英治 「三国志」
...楊儀に対しては、「魏延(ぎえん)は、後にかならず、謀反(むほん)するであろう...
吉川英治 「三国志」
...第二隊には、戴宗(たいそう)をかしらに、秦明(しんめい)、楊雄、石秀、李俊、張横(ちょうおう)、張順、白勝(はくしょう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...のみならず、楊林、黄信、さらに秦明(しんめい)、飛(とうひ)と四人までも、敵の囚(とら)われとさせてしまうほどな始末で」「それも途中でききました...
吉川英治 「新・水滸伝」
...青面獣の楊志(ようし)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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