...」と湯気の立つ茶椀...
泉鏡花 「薄紅梅」
...膳(ぜん)の左隅の黒い椀(わん)がそのままになっているのに気が注いて蓋(ふた)を除(と)ってみた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...お椀に半分あまりあつた乳を...
土田耕平 「身代り」
...膳椀(ぜんわん)の類を出し並べて売りつけようとしている行商人もあった...
寺田寅彦 「写生紀行」
...台所の隅に子供達の古いお椀を置いて...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...吸物椀と盃洗(はいせん)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...椀盛りでも震災後の東京なら...
長谷川時雨 「北京の生活」
...道益は朝の餉(かい)にしている牛の乳(ちち)を金椀(かなまり)でやりつけながら...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...さっそく仕度にとりかかり、食糧として小麦粉、炒粟、乾葡萄、塩、唐辛子粉、榧の油、木椀に木匙、羊の長毛を内側にして縫いあわせたツクツク(寝袋)、燧(ひうち)道具、薬品といった類のものを、八貫目ばかり荷にしてテンバという山案内に背負わせ、地図と磁石を靴のなかに隠し、カンプゥタンを出発したのは、明治卅三年の六月十二日のことであった...
久生十蘭 「新西遊記」
...左手の指を少し丸くしてお椀とみせ...
正岡容 「小説 圓朝」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...これ椀盛などの味淡泊水の如く殆ど喫するに堪へざる所以なりと...
正岡子規 「病牀六尺」
...窃(ひそ)かに覗(のぞ)くと清姫飯を盛る前必ず椀(わん)を舐(な)むる...
南方熊楠 「十二支考」
...櫃から椀に盛ることを...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ひととおり椀や皿や鉢ものが並ぶし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...けれどもおれの膳には汁椀に三片...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...しかし金田中の蒔絵椀でこれが御料理となってみると...
吉川英治 「舌のすさび」
...一椀すすめてみよう」しかし...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
