...盗人(ぬすびと)が棲む...
芥川龍之介 「羅生門」
...この天井に棲む鼠にて侍(はべ)り...
巌谷小波 「こがね丸」
...2海に棲むものに擁剣蟹(がざみ)がいる...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...島を買つて棲むよりか...
薄田泣菫 「茶話」
...上人は言ふ迄もなく越後国上(くがみ)山の五合庵に棲むでゐた名高い禅僧である...
薄田泣菫 「茶話」
...「この土地に棲む一介の悪魔に過ぎないのですが...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...神様は何処に棲むの?」と問うた...
中井正一 「新しい神話を追い求めつつ」
...この古代魚の名残りが棲むには...
中谷宇吉郎 「異魚」
...其日の暮るる時また皈り來り其岩窟に棲むよし...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...水や草叢(くさむら)に棲む蛇は本邦にもあり...
南方熊楠 「十二支考」
...コンモードは水陸ともに棲む...
南方熊楠 「十二支考」
...南アフリカのズーガ河に棲む水蛇も...
南方熊楠 「十二支考」
...私はこれらの猛獣の棲む高原や森林や...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...T「吾こそは此の仙境に棲む天狗なり」そら出たと山賊達...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...そこに棲む李意(りい)という一仙士は...
吉川英治 「三国志」
...天狗車人の世の人を嫌(きら)つて天狗が廻す此世車(このよぐるま)修羅を行く輪(わ)は業(ごふ)の焔乗るは大天狗引くは木ツ葉天狗押すは何天狗人の心の谷(やつ)に棲む諸(もろもろ)天狗みにくい外道(げだう)美しい夜叉(やしや)この鎌倉にも百八の谷(やつ)あり然(しか)るがゆゑ...
吉川英治 「私本太平記」
...私は裏の闇に棲む人間だけれど...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...川に棲むとも海に棲むともつかぬやうな小さな魚を釣る事も出来た...
若山牧水 「渓をおもふ」
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