...その地球に棲む人類たちが...
海野十三 「地球発狂事件」
...2海に棲むものに擁剣蟹(がざみ)がいる...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...淡水に棲む老魚の持つ倦怠と...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...天上の天(あま)の川(がわ)がすっかり凍って、その凍った流れが滝になって、この世界の地上のいちばん高いところから、どうっと氷の大洪水が地上いっぱいに十重(とえ)も二十重(はたえ)も取りまいて、人畜は言わでものこと、山に棲(す)む獣も、海に棲む魚介も、草木も、芽生えから卵に至るまで、生きとし生けるものの種が、すっかり氷に張りつめられて絶滅してしまう...
中里介山 「大菩薩峠」
...但し蛇になっても大海に棲むと金翅鳥(こんじちょう)という奴に捕えられる怖れがあるから池に棲むことにしよう」といって願を立てて遠江の国笠原庄の...
中里介山 「法然行伝」
...この窖に棲む小動物の恐怖不安を通してもやもやと漂(ただよ)っている...
中島敦 「狼疾記」
...アマゾン流域の沼沢地に棲む原始魚の一つ肺魚もいる...
中谷宇吉郎 「異魚」
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野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...地球上を横行していた巨大な爬虫獣から海中に棲む貝類にいたるまで...
久生十蘭 「地底獣国」
...仙人が棲むでゐるのでは無いかと思つてゐた...
三島霜川 「水郷」
...水に棲むてふ弁(ことわ)りがないばかり...
南方熊楠 「十二支考」
...ついに太子を説いて偕(とも)に棲むところあるなど...
南方熊楠 「十二支考」
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三好達治 「測量船拾遺」
...私はこれらの猛獣の棲む高原や森林や...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...森や虚空や水に棲む兄弟どもを己に引き合せてくれた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...蛟(みずち)は水中に棲む...
柳田国男 「故郷七十年」
...心のうちに棲むものか...
吉川英治 「親鸞」
...大山(たいざん)の皺(しわ)に棲むものは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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