...自分の棲んでいる場所...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...水の底に棲(す)んでゐる魚も――魚がこの沼に棲んでゐるであらうか...
芥川龍之介 「沼」
...僕はあの女とこの間まで同棲していたんだ...
芥川龍之介 「路上」
...多年の共棲に對する温かき囘想も...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...悪い怨霊(おんりょう)が棲んでいるところだよ...
海野十三 「千早館の迷路」
...世高は棲雲石(せいうんせき)の上に倒れていた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...最上等の無煙炭みたいに紫いろの熱気を吐くコンゴウ生れの火夫とでもその船の碇泊中同棲することを辞しないのです...
谷譲次 「踊る地平線」
...貴い霊場を棲み家として...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...祠のうしろにある椎(しい)の木の蔭(かげ)にむかし狐が棲(す)んでいた穴が残っているばかりで...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...鳥やけものの棲家(すみか)は荒されるし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...江山棲前市場には...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...栄螺はきまったように海胆と一緒に棲んでいるような気がしたが...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...気にかけないで清子に同棲(どうせい)してほしい...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...かくの如く空気中に棲む虫のように吾々の粗雑な知覚には入らない結果は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...唐の陳蔵器(ちんぞうき)説に風狸州(ようしゅう)以南に生じ、兎に似て短く、高樹上に棲息し、風を候(うかご)うて吹かれて他樹に至りその果を食う...
南方熊楠 「十二支考」
...「もう三十年の余も棲んでいて...
山本周五郎 「あだこ」
...まるで神代の眺めといった感じですね」「そういうところに棲んでいるのではございませんの...
山本周五郎 「おばな沢」
...そうして半年足らずの間T子と同棲していると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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