...神社の森厳な雰囲気を味わう...
...静粛で森厳な会場で本格的な式を挙げたい...
...森厳な表情で、風格漂う人物...
...森厳な教会での結婚式が、私たちの夢だった...
...滴水と峨山宗風の森厳なので聞えた天龍寺の由利滴水が...
薄田泣菫 「茶話」
...ひとしほ森厳の大きい御風格をお示しなさるやうになつて...
太宰治 「右大臣実朝」
...彼にはちょうどその温良さを調味するだけの森厳さが残っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悲痛森厳な瞬間で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今日しも遠山の屋敷の玄関に音ずれるその日までは夢にさえ見ることを忘れていた武家の住居(すまい)――寒気なほどにも質素に悲しきまでも淋(さび)しい中(なか)にいうにいわれぬ森厳(しんげん)な気を漲(みなぎ)らした玄関先から座敷の有様...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...森厳(しんごん)にして犯すべからざるものがあるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...以下森厳の気に満ちて二三行語らうと思ふ...
中原中也 「音楽と世態」
...最も森厳なもののひとつ――晴れた山頂の暁――真黒な峯角が堅く鋭く聳え立ち...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その森厳な古い町は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...――そして睡蓮はその荒廃寂寥(せきりょう)の森厳の中で互いに溜息をつきあっていた...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...森厳と情欲という烈しい両極端の間を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...はなはだ森厳な霊気に打たれる...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...こうして森厳な伝統の娘...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...守るや森厳(しんげん)...
吉川英治 「黒田如水」
...森厳(しんごん)な生唾(なまつば)をのませていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...神ながらの清浄(しょうじょう)と森厳な気に打たれながら...
吉川英治 「親鸞」
...なんとなく森厳(しんげん)な気もちにさせられた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また森厳(しんげん)であり過ぎる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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