...神社の森厳な雰囲気を味わう...
...静粛で森厳な会場で本格的な式を挙げたい...
...森厳な表情で、風格漂う人物...
...森厳な教会での結婚式が、私たちの夢だった...
...(多数)森厳藍碧(しんげんらんぺき)なる琅殿裡(ろうかんでんり)...
泉鏡花 「海神別荘」
...白い紗に蔽われた森厳な巨像は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ひとしほ森厳の大きい御風格をお示しなさるやうになつて...
太宰治 「右大臣実朝」
...森厳なる目つきも無邪気をわずらわすことはできない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...悲痛森厳な瞬間で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宿命の森厳なる尋問に対して彼が心のうちでなした最後の確答は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...以下森厳の気に満ちて二三行語らうと思ふ...
中原中也 「音楽と世態」
...あたりの風景にいっそう凄然(せいぜん)とした森厳の趣をそえているのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...森厳なレクヰエムだ...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...すずかけの老木であった――森厳でかげのふかいあの個所...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...森厳と情欲という烈しい両極端の間を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...はなはだ森厳な霊気に打たれる...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...相手の見幕の森厳(しんげん)さに圧倒されたかのように……...
夢野久作 「衝突心理」
...声を潜めた無数の眼光から成り立った平面のように寒寒とした森厳さを湛えている...
横光利一 「旅愁」
...さうして森厳な月夜...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...軍ヲ見給フコト、神ノ如ク、戦フヤ果断、守ルヤ森厳、度量ハ江海(カウカイ)ノ如ク、オン眼ハ常ニ和(ナゴ)ミ給ヒ、イカナル困難ノ時ニアリトモ、徒(イタヅ)ラニ狂躁(キヤウサウ)ノ御唇(オクチ)ヲヒラキ給ヘル例(タメ)シアルコトヲ知ラズ家中の者の筆記なので、幾ぶん贔屓目(ひいきめ)があるとしても、その片鱗(へんりん)は窺(うかが)うことができよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...森厳な冷気と山気(さんき)があって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また森厳(しんげん)であり過ぎる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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