例文・使い方一覧でみる「森々」の意味

...森々と松吹く風も... 森々と松吹く風もの読み方
泉鏡花「活人形」

...森々としたものさ... 森々としたものさの読み方
泉鏡花「婦系図」

...位置が位置とて古木森々として昼さえ人足まれなれば... 位置が位置とて古木森々として昼さえ人足まれなればの読み方
井上円了「おばけの正体」

...千年の老杉森々として... 千年の老杉森々としての読み方
大町桂月「北總の十六島」

...余は桜花満開の日青木森々（しんしん）君と連れ立って大学の中を抜けておると医科大学の外科の玄関に鳴雪翁が立っておられて我らを呼びとめられた... 余は桜花満開の日青木森々君と連れ立って大学の中を抜けておると医科大学の外科の玄関に鳴雪翁が立っておられて我らを呼びとめられたの読み方
高浜虚子「子規居士と余」

...谷間の杉の木は森々と茂る... 谷間の杉の木は森々と茂るの読み方
田山録弥「田舎からの手紙」

...その周囲いっぱいに森々たる杉の木立をつき抜けて走りました... その周囲いっぱいに森々たる杉の木立をつき抜けて走りましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...四邊（あたり）は程よく森々と繁つた黒木の際涯（はて）しない林續きで... 四邊は程よく森々と繁つた黒木の際涯しない林續きでの読み方
沼井鐵太郎「黒岩山を探る」

...この森々とした黒い帷は... この森々とした黒い帷はの読み方
林芙美子「暗い花」

...汝毛竪（た）ちて森々（しんしん）たり... 汝毛竪ちて森々たりの読み方
南方熊楠「十二支考」

...... の読み方
吉川英治「三国志」

...昭烈廟（しょうれつびょう）（玄徳を祀（まつ）る所）の松柏森々（しょうはくしんしん）と深き処... 昭烈廟る所）の松柏森々と深き処の読み方
吉川英治「三国志」

...夜はいよいよ森々（しんしん）としている... 夜はいよいよ森々としているの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...森々（しんしん）たる木立（こだち）のおくへ... 森々たる木立のおくへの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...森々（しんしん）として静かである... 森々として静かであるの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...森々（しんしん）たる日蔭へ入ると... 森々たる日蔭へ入るとの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...森々（しんしん）とした空気を破って... 森々とした空気を破っての読み方
吉川英治「鳴門秘帖」