...棧道落ちて一二間ばかり路なし...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...一月前の葵祭の棧敷に登子が同胞や姫達に雜つてくらべ馬を見てゐたのをそれと御門に目をつけられたのを悲しむといふやうな語氣がはつきりとあらはれてゐた...
田山花袋 「道綱の母」
...棧敷(さじき)の五つ目へ案内し...
徳田秋声 「縮図」
...中から棧(さん)がおりて居ると見えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後ろからすぐ棧橋(さんばし)の落ちたのを幸ひ夜の闇に隱れて物好きな千之助の出るのを待ち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...戸障子の棧(さん)から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上下の棧(さん)がおりてゐただけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上下の棧(さん)をおろして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの棧敷(さじき)を落したのも」「直次郎に手傳はせたのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...與之助に誘はれて棧敷の一方の繩を切つただけさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...棧敷を架(か)け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上下の棧も輪鍵も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分?」「西棧敷(さじき)にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...乘合船の河蒸汽を棧橋に出でて待つに...
萩原朔太郎 「花あやめ」
...世(よ)にある頃(ころ)の唐棧(とうざん)ぞろひに小氣(こき)の利(き)いた前(まへ)だれがけ...
樋口一葉 「十三夜」
...怨めしさうに最うあと一と棧で日光が障子にあたらなくなるのを...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...もう棧橋はひつそりしてゐて...
森林太郎 「身上話」
...横濱ドツクや棧橋附近に蝟集するカンカン蟲の大群は...
吉川英治 「折々の記」
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